聖マルチィン教会に皆でやってきました。
この教会でハプスブルグ家の歴代の国王が戴冠式を行ったそうです。マリアテレジアもそうだったとか・・・
スロバキアは人口500万の小国。オーストリア、ハンガリーの傘下にあった時代が長いため、隣国への思いもそれぞれに違っているようでした。
彼らの口振りから、かってハンガリー王国の首都だった事、このマルティン教会で多くの戴冠式が行われた事を誇りにしている事が伺えました。
古い城壁が残されていました。高さは約10m、中世には身を守るためにこの程度の高さが必要だったという事でしょう。2枚の壁をずらしてその間に昇降用の階段が設置されていました。
教会の中ではミサが行われていました。スロバキアはカトリック、これまで見てきた大聖堂や教会内部と特段違った印象は受けなかったです。
教会の裏手には甲冑姿の軍人の像とお墓がありました。
教会の裏側の広場にはかなり老朽化した建物がありました。窓ふさぎ用の板に落書きが描いてありました。
なかなか面白い絵柄です。
公園の片隅にリスト像が。。。リストの出身地のプダペストでは彼を記念する盛大な施設がありましたが、ブラチスラバでは申し訳程度の取り扱い、ハンガリーに対する思いは複雑なようです。
旧市街の石畳を歩いていきました。観光用の赤い遊覧車が走っていました。
3階建ての綺麗な街並みでした。土曜の昼下がりなのでもう少し人通りがあってもと思いました。雨が降っていたからでしょう。
遊び心のある街でもありました。マンホールから兵士が顔を出していました。アドリアナの父親のウラジミールと記念写真・・・
有名人?の帽子も観光スポットのようでした。
僕も真似をしました。
小奇麗な噴水広場にやってきました。周りの建物もお洒落でした。
お土産物の屋台がたくさん並んでいました。
この街には、電柱や電線は一切ありません。すっきりした街並みはヨーロッパの街どこでも同じような感じです。
ミカエル門に向かって歩いていきました。この門は旧市街の出入り口です。プラハにも同じような門がありました。スワロスキーがあることから、このあたりに高級なお店が集まっているようです。
ミハエル門は、説明書きによると13世紀に建てられた城砦門で、17世紀からは堀を跨ぐ橋の一部だったそうです。ドナウ川の水を引き入れてお堀とし、城壁とセットで街を防衛したというのが考えやすいです。旧市街を取り巻く外周道路はかってはお堀だったかも知れません。
ウィーンの旧市街のリンクと同じでしょうか?まずは外敵から身を守る安全設備を構築するのが、街づくりの根本でしょう。
方位計に世界中の大都市の距離が刻印されていました。
ヘルシンキ1430km、ワルシャワ530km、モスクワ1632km、北京7433km、ソウル8138km、東京9142km。
ミカエル門を出てると教会が。。。結婚式が行われていたようでした。この教会はなんとなくロシア風に見えました。
民芸品のお店には、スロバキア伝統の人形が売られていました。素朴な味わいのある人形です。籠の中で一番大きい人形と同じものをアドリアナからお土産にいただきました。
駐車場に戻る途中、立ち止まって写真を1枚・・・3台の車の写真です。怪訝そうなウラジミールにこう説明しました。「ホンダ、マツダ、トヨタが仲良く並んでいるから。。。」
車でブラチスラバ城に向かいました。新市街にはビッグサイトみたいな建物がありました。
丘の上にお目当てのものが見えてきました。
以下、次号。。。