16時30分、ワルシャワ中央駅の外に出ました。
予約したホテルまで歩いて行きました。40Lのバックパックと30Lのデイパックを携行したままだと身動きが制約されます。街歩きの必要条件は、ホテルに着いて荷物を預け身軽になること。
正直、地上に出て驚きました。昨日のベルリン中央駅の驚きを超えていました。この時に感じた衝撃的な感想が当日にフェイスブックにアップした記事からも窺えます。ワルシャワはパリの街のような、スカイラインを揃えた伝統的な低層の建物が並んでいるものと勝手に想像していましたから・・・
5月4日(木)ワルシャワは雨、温暖。
(省略)
ワルシャワ中央駅に降りたって度肝を抜かれた。ベルリン中央駅にも随分と驚かされたけど、こっちの方の驚きが大きい。駅の周囲はピカピカの斬新な高層ビルで取り囲まれているではないか。
しかも、建物のスカイラインを揃えようという観念など全く眼中にない感じだ。「ここまでやって大丈夫なの」とスカイラインに拘りの薄い日本人の僕が心配するくらいだ。去年行った旧東ドイツのライプチヒ駅前は、駅舎も駅前の建物も古典的な気分がタップリと感じられた。
『よくぞここまで突き抜けた。あっぱれ』という見方もあるだろう。
(省略)
『よくぞここまで突き抜けた。あっぱれ』と感じた超高層ビル群・・・
ホテルはワルシャワ中央駅から歩いて20分くらいの北西部にありました。
(出展 Google)
奥に見えているのが「文化科学宮殿」・・・ポーランドがソ連の支配を受けていた共産党政権時代の歴史的建造物です。
駅の真横の大通りを北に向いて歩きました。
聖十字架通りの交差点・・・
ワルシャワ中心街にはあちこちに古い建物が廃墟みたいに残っていました。
駅前地区の摩天楼とLRT・・・実に近未来的な光景です。
この交差点は実にユニークでした。交差点の中央部を広場にしていました。ラウンドアバウトとも違った初めて見る交差点です。
(出展 Google)
トラムと地下鉄の出入り口・・・斬新なデザインです。
聖十字架通りを西に向けて歩いて行きました。左手の古めかしい建物群は共産政権時代のアパートかもしれません。
曲がり角から来た道を振り返りました。
しばらく歩くと、ピカピカのホテルも出来上がっていました。左手のツインビルは5つ星のホテル、右手はヒルトン・・・
ガソリンスタンドにはコンビニが併設されていました。イギリスと似ています。ドイツはコンビニがないので意外に不便でしたが、このコンビニには大抵のものが用意されていました。旅行者にはありがたいお店です。
一番上の数字がレギュラーガソリンだと思います。1Lで4.77ズオティー(148円)、日本より20円くらい高いようです。
駅から歩くこと20分、ようやくお目当てのホテルに辿り着きました。GoogleのMAPが使えたので手戻りなく探せました。手前の建物は老朽化が進行し、相当傷んでいました。
ホテルの対面の古い建物が廃墟化していました・・・これがワルシャワの現状だと感じました。
実はこのホテルは滞在型アパートでした。チェックインで係りの男性からカードを渡され、部屋への出入り方法などを教えてもらいました。
建物の裏側のレストランには世界各国の「召し上がれ」が・・・
試行錯誤を繰り返しようやく予約した部屋に入ることができました。予約したのはホテルではなく、滞在型のアパートでした。建物に入る時と部屋に入る時、渡されたIDカードをタッチします。最初はやり方が判らず疲れと相俟ってキレ掛かりましたが、慣れると実に便利なシステムでした。寝室、リビング、ダイニングキッチンと浴室が付いていて、広さは50m2はありそうです。家族連れで1週間くらい使うとリーズナブルな旅行ができるでしょう。セキュリティーもしっかりしているので安心・安全な滞在も可能です。
部屋から超高層ビルが見えました。
中庭・・・
夕食を摂るために市街地中心を歩いてレストランを探しました。
ワルシャワにも八重桜が咲いていました。
お洒落な広場まで来ました。
都心にもスーパーマーケットがありました。このようなお店は旅行者にはありがたいものです。
19時20分、広場の建物内にあるレストランで夕食を摂りました。確か、50ズオティー(1550円)くらいだったと記憶しています。お味はそこそこでした。
左手のフランクフルト中央駅のファサード風の建物は、昔の駅舎をスーパーマーケットにリノベーションしてあるようでした。
帰りに珍しい光景に出会いました。ドイツでは日本車はほとんど見掛けませんでした。トヨタとマツダが仲良く並んでいました。
とにかく、ワルシャワの中心部はスクラップ・ビルドが盛んでした。2015年に旅行したイギリスのリーズを超えている感じでした。建設中の建物の脇には木製通路が設置されていました。日本では見たことがありません。
20時前、薄暗い街をホテルまで戻りました。
例のGSのコンビニに寄って明日の朝食などを買いました。
品揃えは実に豊富、日本のコンビニというよりスーパー並みでした。
サンドイッチ、コーヒー、水などを買い込みました。全部で26.34ズオティー(820円)、ポーランドの物価は日本の6~7割くらいの感じ、旅行者には優しい街でした。500ccのペットボトル 1.99ズオティー(60円)カフェラテ 4.99ズオティー(150円)サンドイッチ 7.49ズオティー(230円)
若い男性店員さんの対応はとてもフレンドリーで良かったです。レジ横のホットスペースにコンドームが堂々と置いてありました。平均15ズオティー(470円)。ポーランド人の性に対するスタンスは意外にオープンかも・・・
この写真は翌朝に撮ったものですが、リビングに荷物を全部空けて寛ぎました。朝、ベルリンのホテルを出発し、飛行機でベルリンからワルシャワに来て相当疲労しました。
当日にフェイスブックにアップした記事・・・
5月4日(木)ワルシャワは雨、温暖。
15時10分、エアベルリン8214便は1時間遅れでワルシャワショパン国際空港に到着した。ネイミングがなんか高知龍馬空港と似ている。
チャージが付いた60ユーロのバックパックも無事届いた。ATMで現地通貨ズウォテイーも入手できてとにかく一安心だ。
空港発の電車でワルシャワ中央駅に16時20分に到着した。初めての場所で切符を買い、発着所を探し当てるのは結構ハードルが高い。初心者でも1時間余りのアクセス時間と4,4ズウォテイー(130円)の料金は優れものだ。
ワルシャワ中央駅に降りたって度肝を抜かれた。ベルリン中央駅にも随分と驚かされたけど、こっちの方の驚きが大きい。駅の周囲はピカピカの斬新な高層ビルで取り囲まれているではないか。
しかも、建物のスカイラインを揃えようという観念など全く眼中にない感じだ。「ここまでやって大丈夫なの」とスカイラインに拘りの薄い日本人の僕が心配するくらいだ。去年行った旧東ドイツのライプチヒ駅前は、駅舎も駅前の建物も古典的な気分がタップリと感じられた。
『よくぞここまで突き抜けた。あっぱれ』という見方もあるだろう。
予約したホテルは駅から歩いて20分の新市街にあった。周囲にはお洒落な高層ビルが並んでいる。昨日行ったベルリンのポツダム広場のピカピカの気分に近い。
ワルシャワと言えば、古典的な建物が行儀よく頭を揃えている街だろうと思っていたら大間違いだった訳だ。
予約したのはホテルではなく、滞在型のアパートだった。建物に入る時と部屋に入る時、渡されたIDカードをタッチする。最初はやり方が判らず疲れと相俟ってキレ掛かったが、慣れると実に便利なシステムだ。寝室、リビング、ダイニングキッチンと浴室が付いている。50m2はありそうだ。家族連れで1週間くらい使うとリーズナブルな旅行ができそうだ。
とにかく疲れが酷い。明日、早起きして旧市街を観て、電車でクラクフに行く計画に変えた。
翌日は、早起きしてビィスワ川、旧市街を観て、クラクフに行く計画に変えました。
以下、次号・・・