2017年5月5日(金)ドイツⅡ その50 クラクフ(2)

朝早くからワルシャワでかなり歩きました。予約したホテルまで重い荷物を背負って歩く気力はありません。結局タクシーを使うことにしました。ホテルは旧市街の南端にあるヴァヴェル城の近くにありました。料金は20ズオティー(610円)、日本なら1000円くらいの距離なのでタクシーもリーズナブル。運転手は市街地でもかなりスピードを出しました。
15時、ホテルにチェックイン。3つ星ですが、シックな外見のホテルでした。

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一休みして17時に街歩きをスタートしました。
クラクフの旧市街は、南北1.5km、東西1kmでリューベックに似た形をしていましたが、リューベックより少し小振りでした。外周部のリングは公園になっていました。


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(出展 Google)

ヴァヴェル城はホテルからすぐのところにありました。お城の裏側の城壁は高さは10mくらいはありそうです。

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お城の南側の坂道を登って行きました。

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周囲は緑豊かな住宅街・・・


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城門が見えてきました。

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城門を潜ると、城内には綺麗に整えられた中庭が拡がっていました。ベンチで一休みしました。

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中庭の向こうに尖塔を有する建物がありました。ヴァヴェル大聖堂でした。ポーランドは、ほぼ100%の旧教徒国です。この大聖堂にはクラクフ教区?の司教座があることになります。クラクフは11世紀中頃から1596年まで約550年間ポーランドの首都だったそうです。クラクフは、日本の鎌倉時代から戦国時代まで首都だったことになり、クラクフは日本の京都に相当するポーランドの古都だと言えるでしょう。
大聖堂の右隣りの赤屋根の建物が代々のポーランド国王の王宮だったとか・・・。宗教と行政が渾然一体となった、中世の政教一致の支配体制の典型的な事例だと思います。


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ヴァヴェル城のレプリカが展示されていました。このお城はヴィスワ川河畔の小高い丘を巧みに利用した防衛力の高いお城だと感じました。


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ヴァヴェル大聖堂を背景に自撮りしました。

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お城の外周を囲う建物を出ると城壁の頂上部分の展望台です。真下にヴィスワ川が見えました。

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ヴァヴェル城はヴィスワ川河畔にある比高差20mくらいのお城なので頂上からヴィスワ川がよく見えました。ヴィスワ川はポーランドの国土の半分くらいの流域面積を持つ大きな河川で、中流にワルシャワ、河口にグダンスクがあります。
お城の上流側の河畔は青々とした緩傾斜の堤防と2段の散策路になっていて、沢山の人が歩いていました。ヴィスワ川から写真上から下に流れています。

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お城の下流側は、青々とした気持ちいい水辺が拡がっていました。川から写真右から左に流れています。

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クラクフは、ポーランドの南端にあり、ヴィスワ川河口のグダンスクからザックリ600kmのところに位置しています。ヴィスワ川の堤防間の河川幅は概ね200m、流路幅は130m、隅田川と同じくらいでした。ヴィスワ川は、ヴァヴェル城の直上流でほぼ90度流路を曲げていました。水衝部と呼ばれる、洪水流が河岸を攻撃する箇所を少し上流にずらしていてお城の安全性を高めているようにも思います。

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(出展 Google)


河畔公園でバザーが催されていました。

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お城周囲の建物・・・4階建てでした。

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坂道を下って河畔に降りました。

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この日は,金曜でも夕方なのでバザーは賑わっていました。

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屋台にはポケモンも・・・


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しゃもじのような民芸品がドッサリ並んでいました。何でしょう?

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屋台で買ったスープ12ズオティー(370円)とパン3.5ズオティー(110円)で腹ごしらえしました。

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ヴァヴェル城は赤レンガの城壁でがっちり守られていました。


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河畔公園に沢山の人がいました。お天気が良く金曜日の夕方ということもあって、ワルシャワのヴィスワ川より河川利用が盛んな様子が伺えました。堤防の斜面に大きな木が植えてありました。川は写真右から左へ流れています。


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上流側のヴィスワ川・・・

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クラクフ出身のロマン・ポランスキー映画監督の手形・・・意外に小さい手でした。

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ヴィスワ川の水衝部にあたる公園まで来ました。ヴァヴェル城の北面にあるヴァヴェル大聖堂の尖塔が見えていました。

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河畔のパラペットには工夫を感じました。この部分はヴィスワ川が90度折れ曲がる治水上の要ではないかと感じます。洪水流は曲がる時の遠心力で水位が上がるでしょう。堤防道路脇に高さ1m弱のパラペットが設置されていました。
パラペットはベンチ替わりの修景施設も兼ねていました。洪水防止の目的が隠されていることに気付く市民は少ないかもしれません。天端には洪水防止板を嵌め込む柱が取り付けられるよう、ボルト穴の付いたベースプレートが2mピッチで設置されていました。


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パラペットの切り欠き部分の陸閘用角落しと洪水防止板用のベースプレート・・・

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ヴァヴェル城を借景にしたヴィスワ川河畔の眺めは優れた光景だと思いました。青々とした緩傾斜堤防でノンビリ寛いでいる人たちもいました。堤防斜面に大きな木を配置にしたのも優れたデザインになっていると思います。この景観のポイントとなっている、青々とした芝生の手入れは文句なしに素晴らしい。日本もこうありたいと思いますが・・・


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河畔には係船施設があり、遊覧船が停泊していました。


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公園の八重桜はほぼ満開でした。ポーランド、ドイツでも八重桜は人気の樹みたいです。


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当日にフェイスブックにアップした記事・・・

5月5日(金)クラクフは晴れ、温暖。
15時にホテルにチェックイン、一休みして17時から街歩きを始めた。5月のヨーロッパは21時位まで明るいので時間は十分に取れる。
クラクフの街はリューベックと似ていた。旧市街は楕円状のリング道路、公園、城壁に囲まれている。中世の時代には、かなりの防衛力を持った都市国家だったのではないか。
リング道路はドイツのフランクフルト、ケルン、ライプチヒ、レーゲンスブルクでも見掛けた。中世~近世には、リング道路はお堀になっていて、現代になって埋め立てて公園や道路にしたのではないか。
ホテルはリングの南端にあるので、南のヴァヴェル城から歩き始めた。お城の城壁からヴィスワ川がよく見える。ワルシャワのヴィスワ川は河川利用がなかったが、上流のクラクフでは観光舟運が割と盛んだった。
(省略)

河畔から旧市街に戻って街歩きを続けました。
以下、次号・・・

by camino0810 | 2017-11-27 03:15 | ドイツⅡ | Comments(0)  

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