2017年5月7日(日)ドイツⅡ その60 グダンスク(5)

ドゥーギ広場の「緑の門」を出ると、モトワヴァ運河に出ました。ジェロニー橋から運河が一望できました。運河は写真下から上に流れています。グダンスクの伝統的な赤を基調とした建物が運河左岸にずらりと並んでいました。
生憎の曇り空でしたが、文句なしの素晴らしい水辺が拡がっていました。今回の旅行先にグダンスクを選んで正解だったなと思いました。それくらい、モトワヴァ運河沿いの約800mの水辺は、価値が高かったと思います。


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最初にモトワヴァ運河を渡って中の島の再開発地区をぐるりと歩きました。

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(出展 Google)

モトワヴァ運河の右岸はボードウォークになっていました。モトワヴァ運河の流路幅は約50m。


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振り返って見た「緑の門」とジェロニー橋。
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観覧車がある中の島は、再開発地区でした。写真は、既設の建物の地下室を撤去した直後だと思います。土留め用の切梁は円形の鋼管、日本では見たことのない光景というか、あり得ない光景です。日本では切梁材としてH型をした鋼材を使うのが普通です。円形の鋼管は、構造的には座屈に対して強弱がないので合理的ですが、日本ではお値段が高いので使われません。土留めの壁は本体壁兼用だと思います。ポーランドは水平ジブクレーン派、日本はタワークレーン派でもあり、好みの違い程度のことかもしれません。いい悪いではなく、それぞれの国毎に違った流儀があるということでしょうか。


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完成予想図には運河沿いの賑わいの様子が描かれていました。

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運河沿いの白を基調とした建物群はマンションだとか。


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背の高い黒い建物はハンザ同盟都市として活躍したグダンスク名物の「木造クレーン」。跳ねだした頂部にウィンチでも取り付けて、接岸した船の荷揚げ、荷卸しをしていたようです。顔に当たる部分が真っ黒なのでちょっと恐い気分がありました。

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中の島の白い壁は海洋博物館。


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再開発地区の古い建物の壁にアーチ支保工を設置してありました。この壁を再利用するようです。この辺りが欧州の「つぎはぎ流」、「使いまわし」の思想を感じさせる光景です。空き家問題が顕在化した日本も彼らのリノベーションのテクニックを参考にできるのではと感じます。

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東側の運河沿いは、マリーナになっていました。建物群はマンションだそうです。

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マリーナには、沢山のヨットが停泊していました。東側の運河は写真上から下に流れています。

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「緑の門」の通りまで戻りました。写真正面がマリーナ。写真左が中の島。

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観覧車と「緑の門」。

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再び、モトワヴァ運河に戻ってきました。観光舟運は盛んな感じでした。下段の遊歩道と水面の高低差は2m弱、上段で3m弱、転落防止柵が全線に設置されていました。


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モトワヴァ運河の左岸河畔を下流に向けて歩きました。運河ウォーキングのハイライト部分でした。運河沿いの遊歩道の幅は、上段、下段合わせて20mくらいありました。デュッセルドルフのライン河畔の遊歩道ほど広くはありませんが、遊歩道の幅が15~20mあると快適に歩くことができます。


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2隻の観光船が停泊してました。観光舟運は盛んなようでした。今日は生憎日本でいえば真冬並みの寒さで曇り、日曜日でもお客はいませんでした。


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黒塗りの帆船は水上レストランだと思います。

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常設のカフェの脇を歩いて行きました。正面に例の黒い顔をした「木造クレーン」が見えていました。

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運河沿いの建物群は、伝統的な形式で、壁面と屋根のスカイラインを見事に揃えていました。しかも、建物は運河にしっかりと向いていました。通常、建物と川の間に車道があれば、建物は必然的に川を向きます。しかし、この運河には車道はありません。グダンスクは中世からハンザ同盟都市であったため、産業舟運が盛んでした。運河はある意味当時の「道路」でしたので、建物が運河を向くのは必定。この時の街並みがグダンスク市民の努力で現在まで維持されてきたということでしょうか。
現在は、産業舟運はバルト海に直接面した水深のあるグディニア港という外港に譲り、グダンスクは観光舟運や水上レジャーをターゲットにしているようでした。


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写真左の青い建物は五つ星のヒルトンホテル。ヒルトンも周りの建物と屋根を揃えていました。この辺りはピカピカでお洒落なデザインの建物になっていました。


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ヒルトン前の河畔遊歩道からの運河の眺めも文句なしに良かったです。


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振り返って見たモトワヴァ運河。運河は写真上から下に流れています。写真左側は中の島。

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写真左の赤レンガの建物はショパンフィルハーモニー。大きな船舶も停泊していました。

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Uターンして河畔を歩いて聖マリア教会に向かいました。お天気が良ければ、この辺りのカフェでビールを一杯呑んだことでしょう。


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当日にフェイスブックにアップした記事・・・グダンスクではモバイルが電波を拾えなかったのでフランクフルトのホテルでアップしました。

5月7日(日)グダンスクは雨後曇り、寒い。
朝7時過ぎ、グダンスク本駅を手始めに街歩きを開始した。
この街の観光ホットスポットは本駅の東南に固まっていた。教会や市庁舎などメーンはすべて赤レンガで仕上げてある。
グダンスクは千年の歴史を持つ風格に溢れた街だった。大小様々な教会はそれぞれに素晴らしいがどちらかというと前菜かアラカルト、観光のメーンディシュは市庁舎のあるドゥーギ広場だろう。「黄金の門」を潜ると素晴らしい街並みが姿を現す。一番人気の市庁舎前でツアー客が写真を撮りまくっていた。
反対側の門を抜けるとモトワヴァバ運河が現れる。この運河河畔の景観にも驚かされた。建物と運河の間に広いところで20mくらいのスペースがある。カフェなどが並んでいて、建物は運河に向いている。観光舟運も盛んなようだった。
ヒルトンホテルが河畔のいい場所に立地していた。5つ星の超高級ホテルはこじんまりとした造りだった。建物のスカイラインに配慮したようだ。グダンスク空港の1階待合ロビーに「グダンスク・ヒルトン」が大々的に宣伝されていた。この河畔が5つ星ということだろうか。
(省略)

運河河畔から旧市街に入って聖マリア教会を目指して歩きました。
以下、次号・・・

by camino0810 | 2018-01-04 08:54 | ドイツⅡ | Comments(0)  

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