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2015年10月27日(火)中津(その1)

朝早く起きてホテルをチェックアウトして再び博多の川歩きをして、実家のある大分県の中津市まで電車で帰省しました。
博多駅の西口は九州の玄関口に相応しい立派な駅でした。

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JR九州の電車は実にデザイン性に溢れています。JR各社はそれぞれの経営戦略を持って独自な路線を歩んでいるように思えます。いい意味で競い合いが起こり民営化の良い面が出ているではと感じます。
特急ソニック号はユニークな青い顔をしていて、ヘッドレストはミッキーにするなど遊び心満載の電車です。最近、デビューした「七つ星」は数十万もする超高級列車も人気だとか・・・。

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岩手の大船渡で仕事をしている僕にはマジンガーZみないた顔をしているこの電車が実に新鮮に映ります。
ちなみに、東北新幹線のこまち号とはやぶさ号は、緑と赤の長くて丸い顔をしています。

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電車は遠賀川を渡りました。この川はユニークな川で高水敷きが見当たりません。日本の河川は大抵低水路と高水敷を持った複断面ですが、この川は単断面形状をしているように思えました。

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日豊本線の中津駅で下車して、駅前の日の出町のアーケードで土産を買いました。カンコロ餅、石垣餅、キンツバ。。。手前の茶色のカンコロ餅はサツマイモの粉を生地にして蒸しあげたお菓子です。石垣餅はさいのめのサツマが入っています。子供の時よく食べた懐かしいお菓子です。

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中津駅前でレンタカーを借りました。書類に珍しい名字が書かれていました。この年の5月、ラグビーのワールドカップで日本は南アフリカ戦で奇跡的な大勝利を挙げて日本中が大騒ぎになりました。その立役者の五郎丸歩選手は福岡県の出身、書類の方は親戚かもしれません。

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中津市の郊外に槇文彦が設計した「風の丘葬祭場」があります。流石に高名な建築家のデザインは洗練されているなと感じました。


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真四角の建物の屋根は実は傾斜しています。何処かに違和感を放り込むのが芸術の芸術たる由縁なのでしょう。


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芝生とRCの打ちっ放しのコラボ・・・

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打ちっぱなしの壁面にも芸術を感じます。

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森山という地区に中津から揚げの総本山「もり山」があります。オヤジさんは元気に揚げているのでしょうか・・・

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実家のある旧三光村は今は中津市に編入されました。
東九州道が開通していました。実家の周辺の変貌振りに呆れました。土木工事の環境改変力の凄まじさに土木屋の自分でも驚かされました。
高速道路のICが村にできたので村の風景が一変していました。

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このあたりは雨が少ないので丘陵地の谷を盛土して農業の溜池が築かれています。実家の裏手の丘から八面山がよく見えました。溜池と八面山の間に高速道路の橋が架かっていました。

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長男夫妻がこの村のニュータウンに移住しました。日当たりと眺めに恵まれた家が完成したばかりでした。


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最近開通したばかりの村のICからピカピカの高速に入って走ってみました。宇佐ICで降りて、再び、R10で中津に戻りました。

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村に戻って、村のコスモス畑に行ってみました。結構人気のスポットらしいです。生憎の天気が残念でした。

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八面山の麓に「金色温泉」(かないろ)があります。2000年にオープンしたそうです。広い室内風呂と露天風呂に入りました。岩手の大船渡温泉のオーシャンビューの露天風呂も良かったけど、林に囲まれたこの風呂も大変良かったです。

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実家のオフクロと少しばかり話をして、東京に戻りました。
宝来軒の万田店に寄ってラーメン(500円)を戴きました。帰省した時は必ずここのラーメンを食べます。中津人のソールフードみたいな食べ物です。


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中津駅から北九州空港に向かいました。


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日豊線朽網(くさみ)駅で下車し、空港行きのバスに乗り換えました。
北九州空港は沖合の埋め立て空港です。同じタイプの神戸空港より規模は大きいようでした。

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空港内のポスターには官営八幡製鉄所が紹介されていました。
北九州の産業遺産が世界遺産に登録されたようでした。八幡製鉄は、明治の日本を牽引したが中心的存在でした。連休に行ったイギリスのリーズの赤レンガを想い出した。


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JAL378便羽田行きの最終便は定刻20時53分に離陸しました。

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ジェット機は東京湾の東側から進入し高度を下げました。東京の街は宝石を散りばめたみたいにキラキラ輝いていました。写真を撮ってみたもののシャッタースピードが遅くなるため画像がぶれました。黒々と横たわる荒川の上を通過しました。中川の背割堤が確認できました。

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ジェット機は東京湾に出て羽田空港に着陸しました。

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深夜埼玉の自宅にようやく帰り着きました。


by camino0810 | 2016-03-21 19:35 | 大分 | Comments(0)  

2015年10月16日(月)博多(その4)

博多川は那珂川本川から分派した都市内河川です。
江戸の日本橋川みたいな役割をしょっていた川かもしれません。江戸時代の主要な物資運搬手段は舟運でしたから河岸があっで賑わっていたのではないかと推測します。
この時は水位が低く河床が現れていました。川は写真の下から上へ流れています。左岸側が歓楽街の中州、右岸には川端通りになります。
日本のどの街の都市内河川も似たようなものですが、御多分に洩れずこの川も建物が川に背を向けてカミソリ護岸になっていました。高密度に開発された狭い土地柄と舟運がその地位を鉄道や道路に奪われた結果であり、やむを得ない事ではありますが・・・。

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中州はこの博多川と那珂川に挟まれた文字通り中州ですが、歓楽街としても有名なスポットです。沢山のソープランドがありました。昔は船乗りや荷役労働者の息抜き場所だったのでしょう。

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河畔沿いの道を下流に向けて歩いて行きました。
護岸を改修した「美観地区」みたいな場所に来ました。2年前にも同じ場所を歩きました。その後の進展を楽しみにしていましたが、ほとんど変化を感じる事が出来ませんでした。
左岸側は建物、道路、柳並木の歩道、高水護岸、高水敷、低水護岸の並びになっていました。階段式護岸である雁木も設置されており、優れた水辺空間が形成されていました。護岸や高水敷は花崗岩の石材で覆われていてお金も掛けた様子が窺えます。
右岸側は車道がなく、狭い通路が河畔沿いに設置されていました。

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博多川の右岸側は河畔の遊歩道は狭く、生活道路を兼用している感じでした。右岸側は川端通りに面した商店街の裏手にあたっています。ゴミ箱やエアコンの室外機が置いてあることからも地元の方は川側が裏手だと思っている証拠です。
もう少し整備地域を拡げられるといろいろと手だても講じる事できます。川、道路や公園がセットで一体的に整備が出来るともっと良くなるとは思いますが、法律の壁等があり難しい状況にあるようです。


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右岸の遊歩道から左岸の柳道路を振り返りました。左岸は幾分スペースが取れたのでいい景観に仕上がっていました。雁木式階段護岸にして水辺へのアクセスもしっかり確保できていました。

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更に下流に向けて歩きました。高水敷の転落防止はボラードと鎖でできていました。ヨーロッパの川では転落防止柵はありません。景観的には柵などはない方が良いとは思いますが、自己責任制の社会的認知が未成熟な日本では無くす訳にはいきません。
唯、柵にせずボラードにした事は景観面での検討がなされた事を示してように感じます。いい試みだと感じました。

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博多川の橋脚には氾濫水位の標識が設置されていました。氾濫危険水位と氾濫注意水位の差がわずかに20cm。

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博多川が再度那珂川に合流する場所に河口堰がありました。ラジアルゲート式の珍しいタイプの堰です。洪水時には那珂川本川の洪水流を博多川に入り込ませない堰だと思います。高潮の遡上防止も兼ねているのかもしれません。

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(出典:Google)

川端通りは、活気が感じられるアーケード商店街でした。ちょっとレトロさ感じさせるアーケードです。

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博多弁の垂れ幕が下がっていました。

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アーケードを抜けると櫛田神社の裏口です。博多を代表するメディアやデパートの提灯が飾ってありました。

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この神社は博多山笠で有名な神社です。大きな山車が飾ってありました。

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力石?が展示されていました。歴代横綱が持ち上げたと思われる石が並んでしました。石の大きさから推定して100~150kg位はありそうです。双葉山、白鵬、朝青龍関など高名な横綱が持ち上げた石が並んでいました。

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立派な本殿で柏手を打って博多駅に向かいました。

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博多の街には東西方向に3本の基幹道路がありました。北から昭和通り、明治通り、国体通りの3本です。
国体通りから駅前通りをJR博多駅に向けて歩きました。交差点には壁面緑化を施したビルがありました。


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JR博多駅西口はピカピカの立派な駅前でした。

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会社の九州支社に寄って少しお話をしてから博多駅前に戻って皆で懇親しました。
2次会に向かう途中で頂いた小振りの餃子が美味しかったです。

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翌日、大分の実家に寄って帰京しました。

by camino0810 | 2016-03-20 14:27 | 国内 | Comments(0)  

2015年10月16日(月)博多(その3)

「福博であい橋」は博多の街の中心部にありました。水上バス乗り場もあります。
「であい橋」とはよく言ったもので、この橋で思わぬ方にお会いしました。高欄の傍に立って街の写真を撮っている方は何処かで見た事のある人でした。N大のK先生でした。都市計画がご専門の先生です。シンポジウムなどで割とよく顔を合わせます。お互いに苦笑いしながら少しばかりお話して別れました。東京をベースに活動している同士が博多で出会った訳で世の中は意外に狭いものだと感じました。

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この橋の上流には有名な「キャナルシティ」があります。好天にも恵まれ気持ちの良いオープンスペースになっていました。唯、正直な感想を言うと、川と街のデザインにはもう一工夫あってもいいかなと感じました。
写真の左側が歓楽街の中州、右側がオフィス街の天神です。広告塔が乱立し、建物のデザインがバラバラで建物のスカイラインも凸凹していました。幸いな事に那珂川と建物の間に道路や遊歩道が入っているので、建物自体が川を向いている事が良かったと思います。
川へのアクセスは全くありません。部分的に雁木と呼ばれる階段式護岸を入れると親水性が確保できるように感じます。護岸の壁面を自然石で葺き直して修景してはいますが、少し残念な気もします。


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下流側はこんな感じ。

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2010年8月、初めてパリを訪れました。セーヌ河畔のシテ島に架かるポンヌフが見えています。河畔の風景は実に秀逸でした。川へのアクセス性もよく河畔の建物群とも良くマッチしていました。

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橋を渡ると、公園があって歴史建造物が建っていました。旧福岡県公会堂貴賓館というそうです。河畔のベンチ休憩して持参したモバイルでメールチェックなどをしました。

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那珂川の右岸の遊歩道を上流に向けて歩きました。

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河岸には袋詰めにした砂利が敷き詰められていました。水質浄化の試みかもしれません。

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このあたりは、川、河畔の散歩道、道路、建物の順に並んでいました。この並びはヨーロッパの川辺の街でもよく見ました。


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博多川が分流する場所には広場があり、燈籠が再現されていました。

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漬物屋の八尋利兵衛が明治33年に遊園地「向島」の開園記念に建てたそうです。武家ゾーンの川向うの向島にある中州や住吉の経済発展に貢献した人物だとか。

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博多川の最上流部、つまり那珂川の分岐点には緑のラバー堰が設置されていました。違和感のある堰です。

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博多川は幅30m位の都市内河川です。水が澄んでおり小魚が群れを成して泳いでいました。人工砂州のようなものもありました。

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博多川を渡るとキャナルシティーがあります。湾曲した集合ビルが運河を取り巻いたモールです。水をコンセプトにした人気スポットです。外国人観光客も沢山歩いていました。


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運河の水は那珂川から導水してモール内を流して最下流の暗渠で博多川に戻しているのではないかと思います。

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再び、博多川の河畔に戻って下流に向けて歩きました。
以下、次号・・・

by camino0810 | 2016-03-19 20:08 | 国内 | Comments(0)