2010年8月21日(土) 8日目 Logrono~Najera

5:50 出発
今日の目的地は、Najera(ナヘラ)、29km(累計193.2km)を歩きます。(「je」は、「へ」と読みます)

7:30 夜明け。大きな貯水池の脇を通過する時、朝日が昇ってきました。

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スペインはサマータイム中なので、実質的には6:30。camino中は大体これくらいの時刻で夜明けを迎えました。

高速道路脇の立入り防止柵に枯れ木を十字架に組んだものが沢山取り付けられていました。終点のSantiago空港の柵でも見かけました。多分、幸福祈願のおまじないでしょうが、僕はキリスト教徒ではないので遠慮しました。

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左手を見ると、丘の上に巨大な牛のオブジェが・・・「ミートホープ」事件を思い出しました。

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いつものように沿道の景色がブドウ畑になりました。前方には、例によって集落が・・・丘の頂点には教会が見えています。

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高速道路のオーバーブリッジを渡り終えると、遺跡が・・・巡礼者用の救護院だったそうです。

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1185年にできた病院なので、巡礼路のルートはずっと変わっていないことになります。昔の巡礼者も同じブドウ畑を見ていたのでしょうか?
ほどなく、Navarrete(ナバレッテ)の街に到着。Logronoを出発して13km歩いたことになります。
街の中心部にある教会は、ちょっと素朴な佇まいでした。

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街中の雰囲気もだんだん素朴な感じになってきました。

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上をみると万国旗が・・・旗の順番が気に入りました。
最初がEU旗、次がスペイン。その後が日本。以下、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアの順・・・スペインを訪れる日本人の巡礼者の数は年間数百人。caminoでは、日本人は完全にマイナーな存在。スペイン人の日本に対する親近感を大いに感じました。

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今日で、東日本大震災から44日が経ちました。
3月20日、お友達になったスペイン人女性Gelyさんからお見舞いのメールが届きました。結構、剽軽な人柄で、camino中、いろいろとお世話になった方です。追々、彼女のことも紹介していきます。

街を抜けて、再び、ブドウ畑の中をひたすら歩き続けました。

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道端に小さな石が沢山積み上げられていました。どこの国も同じだと感じました。

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このあたりは、有名なリオハワインの一大産地。至る所にブドウ畑がありました。バル、レストランで必ず赤ワインを飲んでいました。アルコール度数が少な目のサッパリ味で旨かったです。値段はグラスで1~2€。スーパーでは安いものは、700mlのボトルが0.6~1€程度。とにかく安い。ペットボトルの飲料水とほぼ同程度。

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レストランでは、最初に「ワインか水か」と聞かれます。僕は、いつもワインを選択していましたが、このあたりでは「ワイン≒水」という算式が成立するということです。

スペインでは、バルでもレストランでは最初にお水が出ることはありませんでした。逆に言ううとお水は貴重品。日本はおいしい水に恵まれた特別な国であることを改めて理解しました。

昨年、ハンガリーでドナウ川沿いの堤防が洪水で破堤して、汚染物質が大量に流出するという惨事が起きました。多くの国がドナウ川の水を水源としているでしょうから、大問題。たいていの国が、国境と川を共有しているので、これから水問題はますます深刻化するのでしょう。日本は独立した国土と豊富な水資源を持つ非常に特異な国。ありがたいことです。ただ、その分外交下手な感もあり、いたし痒しですが・・・

camino中は日記帳をつけていました。
「turbo、フランチェスカ組を追い越し、追いつかれ」と記してありました。
この二人組は、道中もほとんど一緒に歩いていました。夫婦や恋人同士などの特別な関係以外の人たちは、アルベルゲでは一緒でも、道中は単独で歩いて行きます。たいてい会話をしながら楽しんでいるのが普通。でも、この日本人男性とイタリア人男性の二人組には少し変わった印象を受けました。まるで競争するように黙々と足早に歩いていきます。
お二人は、途中で行き別れになることもあるようで、休憩場所でフランチェスカさんから「turboを見なかったか?」などと聞かれたこともありました。互いに特別な距離感を持った二人でした。

この日は、同じアルベルゲを出発したので僕が最初に抜いて、Najeraの手前で抜かれたのだと思います。13Kgのリュックを背負ってすでに25kmは歩いています。相当バテテいましたから・・・Najeraの街が見えてきました。

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この街は川沿いの綺麗な街でした。

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堤防がないため水辺へのアプローチがとてもいいので、川辺の風景は親水性の高いものになっていました。川沿いには赤い切り立った崖がありました。

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街角に案内が・・・
caminoのルートと今日泊まるアルベルゲの標記もありました。

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黄色く着色された道が巡礼路。⑧がアルベルゲです。

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アルベルゲのチェックインは13:00。巡礼者は、リュックを置いて順番待ち・・・サングラスが僕、手前の黄色いTシャツがturboさんです。皆、顔なじみなので、道中の苦労談などを話します。

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このアルベルゲのオスピタレイロは、3人の女性。パスポートを提示して、寄付の名目で5€を払って巡礼手帳にスタンプをもらいます。
スイカやメロン、ビスケットが出された記憶があります。旨かったです。

シエステがもうすぐ始まるので、大慌てでお店を探します。

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スーパーに入って3食分の食材を購入。レジで10.6€を支払いました。
肉好きな僕は、必ずお肉コーナーに行きます。値段はだいたい1Kgあたり5~6€。相当安いです。

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洗濯、昼食を終えてシエステ。いつものパターンです。
夕方、turboさん、フランス人女性Catherineさんから夕食のお誘いが・・・ちょっと気が重かったのでことわりました。

しばらくして、この人たちとの交流が始まることになります。

by camino0810 | 2011-04-25 05:56 | CAMINO(スペイン巡礼) | Comments(0)  

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