2010年8月25日(水) 12日目 San Juan de Ortega~Burgos
2011年 05月 18日
今日の目的地はBurgos(ブルゴス)。世界遺産の大聖堂がある大きな街です。
27km(累計288.2km)を歩きます。
歩き始めの2時間は、雄大な眺めでした。
月が西の空に沈み、太陽が東の空から登ってきました。「菜の花や月は東に日は西に」・・・蕪村の句を思い出しました。位置関係は逆ですが、壮大な風景の中をひたすら西に歩いて行きます。
丘の頂点に立つと、彼方にBurgosの街が望めました。Santo domigo de la calzadaの時と同じように、広大の平原の中に街が浮かんでいました。よく見ると街の中央部に2本の塔を持つ大聖堂が見えています。
延々と続く空港の脇の道を歩き終えて、Burgosの街の入り口にやってきました。
街に入ると、日本の自動車会社がありました。
ここで、困った事態が・・・目印の「黄色い矢印」を見失いました。街中は、ある意味、巡礼者にとって最も危険な場所ともいえます。もちろん、歩道や建物、標識など、必要な場所に「黄色い矢印」はありましたが、どうしても目立たないので、しばしば見失いました。
地元のおじいさんが、見かねて声を掛けてくれました。わざわざ、川沿いの公園まで案内してくれました。公園の樹の合間から大聖堂が見えます。これを目指して川沿いの道を歩いて行きました。
caminoで宿泊した31のアルベルゲの中でNo1でしょう。値段は4€。
どうやって運営しているのか?巡礼路の整備、標識も含めていろいろな施設は、すべて篤志家の寄付で運営されているらしいです。巡礼施設への支援も大切な宗教的行為ということでしょう。とにかく、巡礼者にとっては大変ありがたいことですし、彼らへの感謝の念も忘れてはならないと感じました。
早速、買い出しに・・・この街は広々とした綺麗な街でした。建物の高さもキチンと揃えています。
多分、新市街にあると考えてそのあたりを歩き回って、レジ袋を抱えた通行人を探します。見つけられれば、近くにスーパーがある証拠。ようやくお目当てのスーパーを見つけることができました。
今日のお昼、夕食、明日の朝の3食分を買います。しめて7.5€。アルベルゲに戻って昼食・・・こんな感じです。camino中、野菜不足にならないように注意しました。お店にサラダがある時は必ず買いました。
残した食材は、備え付けの冷蔵庫にしまいます。
城壁の展望台から眺めた街も気に入りました。赤い屋根の建物が多かったです。多分、赤い粘土を焼いた煉瓦を使ったのでしょう。手前には大聖堂が見えています。
by camino0810 | 2011-05-18 06:00 | CAMINO(スペイン巡礼) | Comments(0)