2010年9月11日(土) 29日目 Sarria~Portmarin

2011年8月16日 京都に来ていました。「大文字の送り火」を見るためです。
お昼すぎにビューポイントの下見も兼ねて、賀茂川と高野川の合流地点の出町柳にいました。ここからは、「大」と「法」がよく見えました。

高野川沿いの遊歩道を高野方向に上流に向けて歩いて行きました。遊歩道は砂で舗装された砂利道。真夏の京都は暑く、日差しも結構きつかったです。
b0214184_2251504.jpg


1年前のCaminoを突然思い出しました。次のアルベルゲに到着するのは、いつも1時過ぎ。概ね6時間の歩きで疲れた体を励まして、暑い中、ゴールを目指したものです。

たかだか2kmの歩きでしたが、高野橋のたもとのカフェで冷たいカフェラテを飲みながら、1年前のスペインを思い出していました・・・
b0214184_22542638.jpg


今日の目的地は、Portmarin(ポルトマリン)。
朝、7:00出発、22km(累計687km)を歩きます。

Sarriaからの道は、予想通り、混んでいました。Santiagoまでの約110kmを歩けば、コンポステーラ(完歩証明書)がもらえるからです。但し、途中で1日に最低2つ以上のスタンプがいるという条件が付くとのこと。タクシーなどを使った「キセル歩き」を許さないということでしょうか?とにかく、アルベルゲのスタンプだけでは不足なので、必ず、休憩したBarでスタンプをもらいました。

朝焼けと朝霧の中を歩いて行きました。
b0214184_785342.jpg
ガリシアの道は、緑が濃く、優しい道でした。道路脇には、石垣と大きな木が・・・
b0214184_7161381.jpg
栗やドングリの大木には蔦や苔が絡まって、木漏れ日が優しく射し込んでいました。
b0214184_715578.jpg
小川を渡ります。
b0214184_7172160.jpg

残りが100kmになりました。記念写真を通りかかったドイツ人男性Peterさんに撮ってもらいました。
b0214184_5532377.jpg
2、3年前に、イタリアのフィレンチェで日本人旅行者が有名な寺院で落書きをして話題になりましたが、それにしても、この落書きはちょっとひど過ぎ。気持ちは分かりますが・・・
b0214184_5594138.jpg
残りが、いよいよ2桁台に・・・99kmの道標も同じでした。
b0214184_633725.jpg
牧場の柵が、石垣になっていました。
b0214184_6381358.jpg
前方に雲海が・・・Portmarinは、ダム湖の脇にある小さな街。多分、ダム湖に霧が立ち込めているのでしょう。
b0214184_6432219.jpg

道沿いに綺麗なアルベルゲがありました。民間経営、9€、公営の5€と比べるとお高めです。
b0214184_650069.jpg
ここで、コーラ(1.5€)を飲みながらひと休み。
b0214184_6512044.jpg
内部は非常に綺麗で、おしゃれでした。食事も期待できそうなアルベルゲでした。日本語版のガイドブックには、このような情報はありません。多分、スペイン版かフランス版のガイドブックには紹介されているのではないでしょうか?
b0214184_652481.jpg
12時、Portmarinの街が見えて来ました。大きな橋が、ダム湖の上に設置されていました。脇の小さな橋は、ダム完成以前のもの。橋の向うに街が見えています。
日本のダムは、夏場の洪水期には、ダムの湛水位を下げて、洪水を貯める容積を確保します。Portmarinのダム湖も同じ運用をしているのでしょう。ただ、湖面が下がり過ぎ。多分、雨が少なかったのでしょう。日照りが続くと、日本のダムでも普段はダム湖に隠れた構造物が姿を現します。そのため、水没した橋が姿を現していました。貴重な写真と言えます。ダムの普段の湛水位は、大きな橋の橋脚の茶色の痕跡だと思います。
b0214184_715134.jpg
この橋を渡って街に入りました。それにしても、この橋は高かかったです。多分、橋面は湖面から50m以上はあるでしょう。下を覗くと結構ビビりました。干上がったダム湖はこんな感じ・・・
b0214184_645751.jpg
街の入り口にあるアーチ橋を登って街に入りました。
b0214184_7163348.jpg
Portmarinは小さな街でした。
b0214184_6285653.jpg
5分ほど歩いて、12時30分、公営アルベルゲに到着。リュックを置いて順番待ち、僕は、20番目でした。どんどん巡礼者がやってきて、列が道路まで伸びて来ました。今まで、このようなことはありませんでした。
黄色いTシャツは、Turboさん。19時にカテードラルで待ち合わせして夕食をご一緒する約束をしました。
b0214184_717336.jpg
b0214184_634561.jpg
アルベルゲは鉄筋コンクリート2階建ての新築。ベッドルームは、いつもの大部屋です。
b0214184_6415058.jpg
いつものように、慌ただしく洗濯を済ませて、スーパーに買い物に・・・プール付の公園のベンチでお昼にしました。さっき渡った橋やダム湖も綺麗に望めました。Turboさんとバッタリ、得意を絵を製作中でした。
b0214184_6544948.jpg

街の薬局へ・・・どうも、ダニにやられたようでした。足から足首にかけて赤い発疹が出て痒くなりました。多分、1つ前のTriacastelaのベッドで噛まれたようです。こんな経験は、生まれて初めて・・・正直、ショックでした。とにかく、痒かったです。
薬局の若い女性店員に、恐縮ですが、英語で話してみましたが、案の定、通じません。こうなったら、パフォーマンス勝負。まず、ボツボツの足を見せて、「ペリグリーノス」(巡礼者)、「アルベルゲ」(巡礼宿)、「ハポン」(日本)など知っている限りのスペイン語を並べました。
店員は、にっこり笑って、チュウブ入りの軟膏を出しました。7€。スペインの軟膏は実に固く、力を込めて押さないと、クリームが出てきません。即効性はありませんでしたが、それなりの効果はありました。
再び、街の散策に・・・中心部の教会は、素朴なロマネスク様式でした。
b0214184_719981.jpg
内部も結構シンプルでした。
b0214184_7194261.jpg

このアルベルゲの収容人数は、160名。3桁台のアルベルゲは、そうありません。3時過ぎにも巡礼者が、次々と到着しましたが、定員オーバーでキャンセルされます。
キャンセルの巡礼者は、疲れた体に、再度、重いリュックを背負って別の宿を探します。この時間は、日差しもきつく暑い。彼らの大変さを思いやったものです。
Santiagoまでの残り距離は、88km。
b0214184_7224354.jpg

もう少しで、僕のCaminoもいよいよ最後を迎えます。

by camino0810 | 2011-09-01 06:51 | CAMINO(スペイン巡礼) | Comments(2)  

Commented by yuki at 2011-09-01 23:46 x
送り火良かったよねー!ちなみに高野川のふもとのカフェってどこ?

巡礼がもう一年も前になるんだねぇ…。私もガリシアの本場のタコ料理が食べたい~!
Commented by camino0810 at 2011-09-02 17:25 x
yuki さま
カナートの反対側にあります。カフェの名前は、確か「AIR」、イタリアン。
ガリシアのメリデという街で食べたプルポ(タコ)は、美味かったねぇ・・・
次の次くらいで紹介するよ。

<< 2010年9月12日(日) 3... 2010年9月10日(金) 2... >>