2010年9月16日(木) Santiago de Compostela~Madrid

今日は、Madridに向かいます。
朝はゆっくりできました。
8時30分、ホテルの1階で朝食。コンチネンタル式のシンプルなメニューでした。パンとバター、ジャム、オレンジジュース、カフェコンレッチェ(3€)。
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10時、ホテルを出発。前日に、宿のご主人から教えてもらったSantiago空港行きのバス停に歩いて行きました。
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スペインに来て34日目に初めて、バスに乗りました。スペインのバスは、日本のよりかなり豪華でした。バックミラーが耳のようで、まるで犬のような恰好としていました。
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空港までは、およそ40分(3€)、昨日歩いた道の脇も通過しました。車窓からカテードラルを目指す巡礼者を見かけたとき、ジーンときたものです。
当日の日記を引用すると・・・「途中、カテードラルを目指す人たちを見て、少し涙ぐむ・・・」
11時、Santiago空港着。
チェックインに時間が掛りました。日本人と思われる年配風のセレブなグループも並んでいました。わざわざ、マイナーな北スペインを選んで旅行するところを見ると、かなり、海外旅行をしてきたリッチな人たちと推測しました。僕は、大きなリュックを背負ったバックパッカー。なんか人種が違う感じがしました。
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昼食は、空港のカフェテリアで摂ることに・・・旨かったけど、14€。貧乏旅行をしてきた僕にとっては、少し高額に思えたものです。
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ここで、思わぬ事が・・・
ドイツ人男性Ulrichさんと再会しました。Camino中、1日目のSaint Jean Pied de Portから、彼とはほとんど同じアルベルゲに泊まっていましたが、25日目のVillafranca del Bierzoで別れて以来でした。身長195cmの大男で寡黙な人でしたが、誠実で親切な方でした。アルベルゲでは、よく自炊していました。Fisterraには、バスで行ったそうです。
彼との一番の思いでは、15日目のCarrion de Los Condesへ向かう道で、一緒に並んで座って休憩を取った時のことでした。彼からもらったオレンジを僕が旨そうに食べ終えると、黙って、もう一つ、オレンジを僕に差し出しました。そんな感じの人でした。
出発ロビーで飛行機を待つ間、彼と少しお話ししました。彼は、スペイン航空で、Madridに向かい、それから、フランフルトに向かうとのこと。写真では、彼は、巡礼者の証しである十字架が記されたホタテを首から下げていましたが、僕と別れる時、ホタテを外しました。つまり、彼のCaminoが終わったということでしょう。
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Caminoで意外に思ったのは、ドイツ人巡礼者が、非常に多かったことです。多分、地元のスペイン人に次ぐ数だと思います。ドイツは、プロテスタントの発祥の地。何故、プロテスタントが、カトリック教徒の地を歩くのか?
そのあたりを彼に聞いてみました。
答えはこうでした。「学生は、10月から授業が再開。夏休みは6週間あるので、スペインにも来易いから。年配の人は、もっと休みが取れる・・・」

実は、もう一つ、理由がありました。17日目のBercianos de Real Caminoのアルベルゲの前で、宿泊者全員が集まった自己紹介の席で、若いドイツ人が、こう言っていました。
「自国のコメディアンが書いた本を読んだのが、Caminoの動機です・・・」

ハーペイ・カーケリングというコメディアンが書いた「巡礼コメディ旅日記」(みすず書房)という本だと思われます。僕も、ちょうど昨日、この本を読み終えました。ドイツのノンフィクション部門で戦後最高のベストセラーを記録したそうです。彼のCaminoは、オーソドックスな「フランス人の道」。スタートは、Saint Jean Pied de Portでした。2001年の夏に歩いていますが、前半は電車等を使ったキセル型でしたが、後半は、ニュージーランド、イングランドの女性2人と意気投合、仲良しグループになりキッチリ歩き終えたようです。饒舌な語り口ですが、ほろっとさせられる記述も沢山ありました。2010年にこの本を基にした映画が封切られたそうです。

2時間遅れでようやく出発。格安航空会社Spanairをネットで予約していました。Madridまで約1時間のフライト(70€)でした。Santiago空港は、新しいターミナルを建設中、スペインお得意の水平ジブクレーンが沢山並んでいました。
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離陸直後、飛行機の窓から昨日歩いた飛行場脇の巡礼路が見えました。段々、地上の風景が小さくなって視界から巡礼路が消えた時、僕のCaminoが終わったと実感したものです。

by camino0810 | 2011-10-09 07:11 | CAMINO(スペイン巡礼) | Comments(0)  

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