15時、Madrid BaraJas(マドリッド・バラハス)空港に到着。Santiagoから約1時間のフライトでした。
この空港は、Madrid市内から15kmにあり、地下鉄で20分足らずで市内中心部に行けました。羽田より少しアクセスは良いようです。空港の施設は真新しかったです。
水平エスカレータに乗って、Metroの入り口に向かいました。
Metroの入り口はこんな感じ・・・
Metroのホームが見下ろせました。
車内は、つり革がなく、柱が立っていました。
トイレに行きましたが、便器の配置に問題があるのでは・・・角の2つを使用するのは、どうやっても無理なように思えます。
Madridでは、ホテルの予約はしていません。慣れない土地で、重いリュックを背負ってホテルを探すのは、Santiagoで懲りていました。空港の予約センターで2日分のホテルを予約することに・・・
市内中心部のGran Via(グラン・ビア)の2つ星のオスタルを予約しました。(2泊で108€)
中心部では、まあお得な値段だと思い決めましたが、ビックリしたのが、予約手数料が20€も・・・係りの女性にクレームを付けましたが、こちらの立場はやはり弱い。足元を見られたような気がします。
予定はタイトに決まっていれば、ネットなどで事前予約するべきだったと思いました。唯、Caminoの不測の事態を考えて、Madridの1日分は予備日と考えて、予約は敢てしていなかったので、諦めました。
空港駅で8号線に乗り、中心部のNuevos Ministeriosで10号線に乗り換えてTribunalへ、ここで、1号線に再度乗り換えてGran Via(グラン・ビア)駅で下車。Madridの地下鉄料金は、回数券を使うと全線1€。Parisと同じでした。
Gran Via(グラン・ビア)は、東京でいうと銀座にあたる高級な街。街並みは、銀座より綺麗だったと記憶しています。
予約した2つ星オスタルは、駅から徒歩2分の表通りに面して建っている雑居ビルにありました。
他にも、沢山のホテルが入居していました。よく考えると、複数のホテルが1つのビルに入っているというのは、日本ではあまり考えられません。まあ、雑居ビルにあるバーやスナックみたいな感じです。
ほとんどが2つ星クラス。赤い看板の「Hoatal Montecarlo」がこれから2日間お世話になるホテルです。部屋は、少しおんぼろですが、ダブルベッドが2つあり、4人でも泊まれます。部屋単位の契約なので、複数の人で利用するともっとお安くあがるはず・・・銀座の中央通りに面したホテルが、1泊、54€。よく考えれば、お買い得でしょう。
部屋にリュックを置いて、早速、街の探検へ・・・
歩いて5分のPuerta del Sol(プエルタ・デル・ソル)に行きました。Madrid一番の繁華街だそうです。
大きな広場は、高さを綺麗に揃えた5階建てシックな建物で囲まれていました。沢山の人たちが歩いています。広場も道路も綺麗な石張りでした。Parisの街角とは少し感じが違っていましたが、なかなかおしゃれな街です。
Plaza Mayor(マヨール広場)に行くことに・・・途中にお肉屋さんに寄ってボガデージョ(サンドイットチ)で腹ごしらえ。生ハムの豊富な品揃えと安さにビックリ・・・
ドングリを餌にしたイベリコ豚の最高級の生ハムが1Kgあたり39€、Santiagoで見た一般品の4倍ですが、それでもやはりお買い得価格でしょう。
19時、ほどなく、Plaza Mayor(マヨール広場)に到着。赤い壁の建物の囲まれた大きな広場でした。中央には、ブロンズ像が・・・多分、建国の英雄あたりでしょうか?
この広場で夕食を摂ることに・・・相変わらずのケチケチ根性が出てきて、広場を歩き回って一番安そうなパエリヤ(5€)とグラスワイン(4€)に決めました。これが大失敗。パエリヤはグタグタでまずかったです。しかも、ワインが4€も・・・Caminoでは、せいぜい1€程度。地方と都会の物価の違いを実感したものです。
マヨール通りを歩いて、スーパーで買い物をしてからPalacio Real(王宮)へ・・・
Madridの教会には、Caminoで出会った素朴な教会と違って、洗練された形と気分がありました。
Palacio Real(王宮)近くの道路、街路は広々として緑も多く、気持ちがいい所でした。東京で言えば、皇居前みたいなものでしょう。
Palacio Real(王宮)の南に面した正面玄関は、素晴らしく豪華でした。スペインの昔日の繁栄を考えると成る程と納得できました。
通りがかりの人の記念写真を撮ってもらいました。黄色いスーパーのレジ袋を手から下げています。そうそう、このレジ袋は大変懐かしいものでした。Camino中、小さなお店で買い物をすると、どこでも「SUPERMERCADO」(スーパーマーケット)と印刷されたこの黄色い袋に品物を入れてくれたものです。
反対側の北面はこんな感じ・・・
北向きに歩いて行きました。きれいな街並みでした。
しばらく歩くと、スペイン広場(Plaza de Espana)に到着。大きなビルが建っていました。一昔前のニューヨークのマンハッタンに似た雰囲気を感じました。
ドンキホーテの作者セルバンテスの像があるとのこと。暗くなってきたのでよくわかりません。多分、このモニュメントでしょう。
20時を過ぎていました。暮れなずむGran Via(グラン・ビア)を歩いてホテルに戻ることに・・・
スペインでこれまで歩いて街に共通することは、建物の高さを見事に揃えていること。これは、街の良好な景観を形成する上で大きなポイントになっているようです。この通りには、少し前の古き良き時代の気分が残っているように感じました。素敵な通りでした。
ライトアップした建物にも雰囲気がありました。
21時、ホテルに戻って、お風呂に入って寝ることに・・・明日は、待望の美術館巡りをします。