2010年9月20日(月) Barcelona~Paris
2011年 11月 13日
スペインにはCamino1日目、8月14日に国境のRoncesvalles(ロンセスヴァジェス)に入国して以来、今日で38日間滞在したことになります。
今日、フランスに向かうため、16時にBarcelona空港からParisのOrly空港に向かいます。
朝9時30分、ホテル発。
今日の目的地は、ガウディの代表的作品Parc Guell(グエル公園)。
地下鉄Lesseps(レセップス)駅を降りて、歩いて行きました。
公園に登る道を一筋間違えたため、公園の脇から入ってしまいました。
Parc Guell(グエル公園)は、小高い丘の上にありました。振り返ると街を一望できました。今日のお天気はあいにくの曇り空。こんな時は、撮った写真の出来映えもいまひとつ・・・
10時30分、観光客が使わない公園脇の入り口に到着。
ほどなく公園正面入り口に到着。沢山の観光客で溢れ返っていました。
正面の階段を登って、人工地盤のテラスへ・・・
テラスのベンチの手摺りのモザイクも素晴らしかったです。
テラスの山側は、洞窟や岩石を貼りつけたアーケードが・・・
公園内を1時間程散策して出入り口のゲートへ。帰りは、他の観光客と同じのコースで駅に向かいました。ゲートには、公園名がモザイクで「Park Guell」と印されていました。
Parc Guell(グエル公園)は、実に楽しい公園でした。
地下鉄Lesseps(レセップス)駅に歩いて戻りました。
駅前では、地下鉄工事が行われていました。
地下鉄9号線の工事。シールドというお茶の缶を横にしたような掘削機でトンネルを建設するやり方でした。最近開通した、東京メトロの副都心線と同じような感じです。
延々と展示されている写真を見ていくと、工事の進捗が手に取るようにわかりました。
シールド掘削機を地中深く設置する立坑は、直径20m程度の連続地中壁と呼ばれる形式かケーソンと呼ばれる形式のようでした。掘削深さは30m程度でしょうか?
これらの工事写真を見る限りし、スペインの土木技術の水準は、日本と同程度の高い水準にあるように思えました。
カタルーニャ広場のバスターミナルから空港行のバスに乗り込みました。
Aeroport de barcelona El Prat(バルセロナ・プラット空港)は、市内から概ね20kmの海沿いにありました。料金は、5€、所要時間は、30分でした。高速道路は広々としていて、とても快適でした。
Madrid、Barcelonaともの空港へのアクセスは成田よりはるかに良かったです。
スペインを出国してフランスに向かうので一応出国審査があるのではと思いますが、そんな記憶はありません。EU圏内の移動ということでまったくフリーだったようです。国境の出入りが自由で、通貨は同じ€。EU統合のメリットでしょうが、最近のギリシャ、スペイン、イタリアの国債下落に伴うグループ各国の経済負担など負の側面も出てきたようです。
免税店などもたくさん並んでしました。
各待合ロビーには50型の大型薄型テレビが設置されていました。韓国の「SAMSUNG」製。Camino中、立ち寄ったBarの薄型テレビは、日本、韓国半々程度でした。国際空港で採用されたテレビが韓国製というのは、深刻な事態と思わざるを得ません。つい先日パナソニックが、薄型テレビから撤退したというニュースを見ましたが、1年前からこのような事態が胚胎していたということでしょう。
結局、1時間30分遅れて、17時30分出航。飛行機は、中型のジェット機でした。
僕は、QBハウス(洗髪なしでカットのみの格安理髪チェーン:10分で1,000円)を利用します。余計なサービスは求めません。LCCの需要は今後高まるでしょう。
フランスに入ると、飛行機の窓の風景が断然変化してきました。濃い緑の中に住宅や道路が整然と配置されていました。スペインの乾燥した光景とは人一味もふた味も違って、非常に美しい光景でした。
19時、Orly空港到着。この空港はかなり古めかしいオンボロ空港でした。PER B線でParis中心部のChaele-Les Halles駅(10€)へ。8月13日以来の40日振りParisでした。Metroを乗り換えて3号線Porte de Bagnolet駅で下車。
ネットで予約した「Hipotel Belgrand」を探すことに・・・アバウトな地図しか持っていないので、お目当てのホテルが見つかりません。昏くなった街路をウロウロしました。歩いている人は黒人が多く、正直、恐怖感を感じたものです。21時、ようやくホテルに到着。写真は翌朝に撮ったものですが、郊外の格安ホテルは、鋭角の交差点の角部屋で建物幅が非常狭い形状が特徴のようです。
チェックインするために、呼び鈴を鳴らすと、しばらく待たされて、宿の支配人らしき男性が登場。この手のホテルは個人経営のようでした。彼は、日本びいきのようで、日本語で「こんにちは」と挨拶しました。僕が、夜の挨拶は「こんばんは」というのが正しいと英語で伝えました。彼は、ニッコリ笑って「こんばんは」と言い直し、僕は、「Bon Soir」(ボン・ソワール)とフランス語でお返ししました。
それにしてもホテル名の「吴」は、一体どういう意味なのか?全く理解できません。外国人は、漢字を一種のデザイン、マークと思っているふしがあり、漢字の持つ意味には無関心のようです。
ホテルの向かいのスーパーマーケットで、パン、サラダ、ジュース、パテなど買い込んで遅めの夕食を済ませました。
部屋代は朝食付き1泊で6100円。ちょっとレトロな室内ですが、ベッドが2つ付いていて、洗面所、トイレも清潔感がありました。地下鉄の駅の真上に立地し、かつ、都心まで20分の便利さ。
もし、Parisに1週間程度滞在するなら、このクラスのホテルに最低2人以上で泊まり、かつ、スーパーの食材で済ませれば、相当B/Cの高い旅ができるでしょう。
明日、Charles de Gaulle(シャルル・ド・ゴール)空港から日本に向かいます。
by camino0810 | 2011-11-13 06:35 | CAMINO(スペイン巡礼) | Comments(0)