バスの中ではしばらく激しい呼吸が止まりませんでした。
これから高速道路を使ってバースに向かいます。バースは、温泉都市、ローマ時代から浴場があったそうです。英語のBathの語源にもなっている街です。
沿道の菜の花畑がとても綺麗でした。
2時間程でバースに到着。エイボン川に沿って広がる綺麗な街でした。
中心街には大聖堂がありました。ゴシック式の立派な聖堂です。わりと地味めな国教会の教会に慣れていたので、この大聖堂はインパクトがありました。
世界遺産のローマ時代の大浴場に入場。入口で切符代わりのトークンをもらいます。
非常に印象的だったのは、プレゼンの力量が高かったこと。見せ方、説明の仕方が上手でした。
4世紀の大浴場のレプリカを見ると、大浴場には神殿が併設されていました。この時代、イギリスはまだキリスト教が布教されていないはず。。。。
ローマ流の多神教ではなかったのか?祀る神は、水の神”ミネルバ”。
当時の出土品は、こんな風・・・
当時の遺構も展示されていました。水道管は鉛を使っていたとか・・・
1世紀には、ローマの土木屋さんは、温泉水を貯留する池を造り、余剰水をエイボン川に流していたそうです。当時のローマ人の測量技術、構造設計・施工技術の高さが感じられました。
現在のイタリアの混迷は一体何なのか?時代を経れば、人間は進化するというのではなく、逆に、劣化することもあるのかとも感じます。ギリシャも同じですが・・・
2世紀のドーム屋根の張替工事の様子が・・・僕の大好きなテーマです。アーチ型の支保工、木製のクレーン、石材を引っ張り上げる斜路など非常に勉強になります。
中庭のプールへ・・・ここから見る大聖堂の景色も素晴らしいです。
水際に神主みたいな人が出てきてお祈りのパフォーマンスをご披露・・・
床にはローマ時代の水道管が。。。これは鉛のようでした。
バスの集合時間が迫ってきたので、慌てて街の探検へ・・・ミネルバのチョコレートのお店もありました。
この建物はホテル?
エイボン河畔にやってきました。あまりの美しさに言葉を失いました。
川と街の最高のコラボだったと思いました。
川岸には1999年の運河視察で乗船した「ナロー・ボート」が浮かんでしました。懐かしいです。
バスから見た街の様子も文句なしに素晴らしい。
バースの街の価値はB/C>2.0・・・こんな綺麗な街を造り上げたイギリス人にブラボーです。イギリスに行く機会があれば是非再訪したいと思います。
バスは、次の目的地「ストーン・ヘンジ」に向かいました。