地下鉄4号線ロサウワー・レンデ駅まで来ました。
この駅は、古い駅と真新しい駅が混在した珍しい駅舎でした。南側玄関は旧式、北側は現代風です。このあたりにウィーン人、オーストリア人の建物改造のコンセプトが感じられます。東京駅もよく考えるとおなじような感じです。丸の内側は創建当時の赤レンガの建物、八重洲側は非常に現代的なデザインです。
旧館の内部はなんとなく王朝風で白黒のタイル貼りでした。
小便器はお洒落なタイプにしてありました。
運河の右岸の天端を上流に向けて歩きました。自転車と歩行者の兼用道路になっていて、車道、建物が隣接しています。
歩道橋は、トラス構造にしていました。
歩道橋から上流側の運河・・・河畔林と建物が実に調和した光景です。建物の軒は綺麗に揃えてありました。
左岸側の低水トラスは法面にしていました。カミソリ型護岸にせす斜面にして芝生を植えていました。気持ちの良い緑です。
左岸側の天端面は左岸と同じで、道路、建物の順番でした。
大きな橋の渡って再び運河の右岸側の戻りました。先ほど歩いた左岸側はこんな感じ・・・
右岸の橋の袂に取水口が覗いていました。この地下河川の目的は不明です。中央がゲートが付いた可動堰、両サイドは固定堰でした。なんとなく洪水時に運河の水位を上げないための放水路のように思えます。まあ、ダムでいう余水吐きみたいなものかなと思います。
橋を渡る終えるとフリーデンス・ブリュッケ駅でした。
朝の7時になりました。朝食が摂れそうなお店を探しました。電車通りを都心の方に歩いて行きました。
日本料理店が沿道にありました。「Akakiko」という名称は日本語にはありません。「Akahiko」なら理解できますが・・・
メニューは定番の「刺身」、「寿司」、「ラーメン」に加えて「ソップ」、「サラダ」でした。「ソップ」は、ちゃんこ鍋かもしれません。日本料理の浸透度はかなりあるようです。面白いのは、「弁当」。「弁当」も日本の食文化として認識されているようでした。
駅前のマックで朝食にしました。ハンバーガーにコーヒーを付けて2.99€(440円)。味もお値段とも良かったです。
軒を揃えたパステルカラーの建物とトラム・・・多分、ウィーンの典型的な街の風景かもしれません。
来た道を戻って、運河を突っ切ってドナウ本川に向かって歩いて行きました。雨脚が強くなってきました。先ほどの地下鉄駅まで戻りました。
運河を渡ったあたりから少し建物が質素な感じになり4階建てになりました。地下が安くなると建物はどんどん背が低く扁平になっていきます。パステルカラーは変わりません。
交差点には沢山のトラムのレールが敷設されていました。この街の交差点は信号式交差点。フランス、イギリスはラウンドアバウトという信号のない環状交差点が多かったのと対照的でした。日本でも最近このラウンドアバウトが注目されてきました。スロバキア、ブダペストも信号式交差点でした。お国柄も関係しているように思います。
今日は、食べ物の値段を見る余裕がありました。サンドウィッチは0.99€(140円)、ソーセージ類は100gあたり1.4€(200円)。日本と同程度の水準でした。
パン屋でパンをひとつ買いました。バゲット類は0.9€(130円)、旨そうでリーズナブルです。
東の方向に歩いて行きました。
歩道は自転車用と歩行車用に分離されていました。
アパートが目立つようになりました。
自家用車は1500ccクラスの中型車がほとんどでした。
トヨタとホンダが並んで駐車していました。
韓国製の車も見かけました。
我が家のトヨタのヴィッツは、ヨーロッパではヤリス、同じ形の車を見かけました。
ドナウ本川が近づいてきました。
以下、次号・・・