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2015年5月4日(月)イギリスⅡ その9 フォース橋~パース

フォース橋を渡り終えてM90を北上しました。この日は快晴、快適なドライブが楽しめました。
M90でネス湖で知られたインヴァネスまで足を伸ばそうと思ったら120マイル(≒190km)の標識を見て断念、行って来いの往復で最低5時間はかかります。
パース(Perth)は23マイル(≒40km)、手近なこの街に決めました。ゴルフの聖地セントアンドリュースも近いです。過去2回の旅行でイングランドの街はどこでも立派な事は承知していました。多分、スコットランドも同じでは思いました。
正解でした。パースは予想以上に素晴らしい街で川とコラボも文句なしでした。


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オーストラリアに同名のパース(Perth)があります。スコットランドのパースは人口4万、オーストラリアのパースは人口150万の大都市。イングランドのヨークは人口20万、アメリカのニューヨーク人口800万。北海道の北広島市、新十津川村みたいにルーツが明確かどうかは不明だけど、アメリカもオーストラリアも移民の国、ルーツはイギリス、何かの関連があるのではと思います。

テレビでサクラマスの生態を観た事があります。エサの乏しい渓流での生存競争に敗れたヤマメが仕方なく海に出て回遊して川に戻るとサクラマス、生存競争に勝った一生渓流住まいがヤマメ。この2つの魚は遺伝子的には同種、負けて出戻ったサクラマスはサケみたいな大型魚で60cm、勝った居つきのヤマメは小型の20cm。
サイズ面だけで言うと、負け組>勝ち組。サイズがすべてではないけど、人間もサカナも似ているのかなと感じました。

パーク&ライドの標識をここかしこで見掛けました。このあたりにイギリスの都市内交通の秘密があるように思います。この絵を見ると、都市の郊外の駐車場で車を降りてバスに乗り換える方式のようです。都市内移動をイギリスはバスを、大陸ヨーロッパはトラムにしたという図式なら基本的には同じようなものです。


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沿道は広々とした平原あるいは丘陵地といった感じ、急峻な山は見当たりません。


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パースの街に入りました。スーパーマーケット「TESCO」はあちこちで見掛けました。大型チェーン店のようです。

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広々とした運動場みないた芝生広場の脇に「マイカー」を停めて一服しました。大きなゴミ箱が置いてあって、トップに灰皿が付いていました。

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手入れの行き届いた芝生広場が青空に映えていました。ベンチで半日ノンビリというわけには行かず、そそくさと車に乗り込んでパースの街を探検しました。今回の旅行全体に言える事ですが、典型的な貧乏暇なし旅行でした。貧乏性でせっかちな僕には「ご飯をユックリよく噛んで味わう」という生き方ができません。


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道路脇の街路の風景も素晴らしいです。マラソン人にはこたえられないでしょう。

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公園脇には風格のある建物が並んでしました。

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裁判所でしょうか・・・

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パースの市街地は、3階建て。建物のスカイラインは見事に整っていました。電柱・電線はありません。そのため非常にスッキリした景観に仕上がっていました。街路樹はあえて植えていないようにも感じました。コッツウォルズのチェルトナム、フランスのオルレアンにも街路樹がほとんどなかったです。


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市街地を抜けて牧草地を走ってみました。豊かな田園風景が拡がっていました。


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パースの街はテイ川という川の右岸にありました。橋を渡って左岸の川沿いの公園近くの車道に車を停めてこの街の「かわまち」を観察しました。

旅行中にアップしたFBの記事はこんな風・・・

5月4日(月)、スコットランドは曇りのち快晴、結構暖かい。
最北の街インヴァネスは遠すぎたので、往復の時間を考えてずっと手前のパースに留めることにした。途中、ゴルフの聖地セントアンドリュースの標識があった。

パースはガイドブックにも出ていない小さな街だったが、実に綺麗な街だった。教会を中心に旧市街がまとまっていて、川沿いの風景も実に良かった。
小さい村、小さい街であっても綺麗にしつらえるイギリス人の国民性を感じた。2013年のフランス旅行でも同じ事を感じた・・・
街中の公園で車を停めタバコ休みにしてから市街地を走り、川沿いの公園で再度車を停めた。
褐色に濁った水が少し気になったが、素晴らしい「かわまち」風景が出来上がっていた。

パースの街を後にして再度エディンバラに引き返した。途中、スコットランドの雄大な景色に触れる事ができた。


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石造りのパラペットから観た景観が予想以上に素晴らしかったです。豊かな河畔林、自然河岸、石造りのアーチ橋が実によく調和していました。スコットランドは新緑の季節、ヤナギでしょうか、芽吹いたばかりでした。


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瀬やワンド、倒木などがあり、「多自然」を意図した設計にしたのか、自然の営力に任せたかは不明ですが、十分自然な感じが演出されていました。


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残念な事がひとつありました。
流水が褐色だったこと、茶渋のような水がもう少し青かったら文句のつけようが無かったと感じています。イングランドのヨークやリーズの川の水も褐色に濁っていて残念な思いを抱きました。褐色由来の土壌成分が流出しているのか、上流に渋を出す葉っぱや樹木でもあるのか・・・
左岸から観た街並みは素晴らしかったです。教会両脇の建物も綺麗なスカイラインを造っていました。


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川沿いの道路はこんな風・・・


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13時を回りました。エディンバラに引き返す時間です。
再びM90に入って南に走りました。

以下、次号・・・

by camino0810 | 2015-06-18 18:39 | イギリスⅡ | Comments(0)  

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