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2015年5月6日(水)イギリスⅡ その27  マラムコーブ(3)

石灰石を積み上げた壁に説明書きがありました。マラムコーブの断崖は5万年前に氷河と雨の浸食でできたそうです。

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幅が2mたらずのフットパスの向こうにマラムコーブの白い壁が近づいてきました。この砂利道の両端には縁石を入れていません。日本人なら縁を切るために縁石を入れたがります。自然な連続性を大切にしているのでしょうか。

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石橋の橋桁は手を加えていない自然石でできていました。細かい配慮を感じました。

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渓流沿いの道を上流に向けて歩いていきました。

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まじかに迫った断崖は迫力がありました。

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源頭部に近づいてきました。

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9時30分、マラムベック(渓流の名前)の源頭部を確認できました。渓流水は岸壁の洞穴から流れ出ていました。鍾乳洞に見るように石灰石は地下内部に大きな空洞を造ります。この水は更に上流の地下水脈から来た水だと思います。
この水が集まってエアー川に流れ込み、リーズの街まで流れ下ります。
川屋を自称して5年になりますが、よく考えると日本の川で源頭部を確認した事はありません。得難い経験が出来ました。

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源頭部を観察するためにガレ場を登りました。足元が崩れやすいので下る時は恐る恐る足を出しました。源頭部は湿気が高いせいかあたり一面、木の幹まで苔むしていました。

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今度は麓の村を目指して来た道を引き返しました。

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雨脚が強かったせいもあり、この絶景を僕一人が独占していました。その代り写真を撮ってくれる人はいません。柵の上にデジカメを載せてセルフタイマーで記念写真を撮りました。

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渓流を離れて緩やかな道を登って行きました。

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さっき出会った牛たちのところまで戻ってきました。

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村の集落まで戻ってきました。
このホテルでノンビリするのも大いにありだとは思いますが・・・
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普通の民家もありました。お馴染みになった2棟続きの戸建て住宅です。

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最初に歩いた森の道の出口まで戻りました。

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村の中心部には石橋がありました。

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このB&Bもいい雰囲気です。

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10時前、「THE OLD BARN CAFE &HOLIDAY FLAT」で休憩しました。
早速、女将さんにWifiのパスワードを尋ねました。
答えは、お店の前の看板と同じでした。「Muddy Boots Welcome」(泥だらけの靴、歓迎)はなかなかウィットに溢れていました。
ちょうど雨が降っていたので、確かに僕の靴には泥が付いていました。

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ガイドブックによると、このカフェには滞在型のアパートも併設されているようです。

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久し振りにモバイルが使えました。コーヒーを飲みながら、早速、この日の記事をFBにアップしました。
16時にダービーで大学の教養学部時代の友人Tさんに会う約束をしていました。その行き方を確認しました。

5月6日(水)、Malham Cove は生憎の雨だった。
渓谷の入り口のカフェで久し振りにWiFiを使えた。
リーズのホテルから車で2時間30分でこの渓谷に到着した。
Malham Cove はYorkshire daleにある渓谷だ。Foot Pathという渓谷沿いの遊歩道を歩いて源流まで行ける。
合羽を持参したのが良かった。危うくバックパッカーの肥やしになるところだった。
源頭部は石灰岩の直壁の洞穴だった。川は牧草地から樹林の間を流れ下る。素晴らしい景観だった。晴れていれば最高だったに違いない。
これから、ダービーに向かう。

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このカフェは家族経営でした。それで支払いは現金にしました。コーヒー代金2ポンド(400円)を払う時、記念にと思い女将さんにレシートをお願いしました。彼女はお店の名刺の裏側に日付と品物、代金を記入した手書きの領収書を発行してくれました。貴重な領収書になりました。

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11時過ぎ、ダービーに向けてマラム村を出発しました。充分な余裕を持って出発したつもりでしたが、悲惨な結果が待っていました。

以下、次号・・・


by camino0810 | 2015-08-13 11:04 | イギリスⅡ | Comments(0)  

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