2016年4月30日(土)ドイツ その20 リューデスハイム~ケルン(2)

リューデスハイム発8時6分、ケルン着10時53分の普通電車でライン川の川下りが始まりました。コブレンツまでの1時間の旅で沿線の素晴らしい眺めを堪能できました。
この区間はライン川のいわゆる狭窄部で両岸に高い山か迫っていて、川幅も狭く、流速もあります。古城も沢山建っていました。

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電車はライン川右岸近くをコブレンツ方面に走っていきました。

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(出典:Google)

沢山の貨物船がこの急流を往復していました。

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対岸の急なブドウ畑と古城群、世界遺産に相応しい眺めがありました。

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中の島の古城が近づいてきました。

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この古城は中世から近世にかけて、船舶航行の灯台、保安、監視や徴税の役割でも果たしていたのでしょうか。当時、航行する船は浅瀬での座礁やほかの船舶との衝突を恐れたでしょうし、海賊?を恐れていたのかもしれません。

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コンテナ船は沢山のコンテナを積んで上流を目指していました。
積んでいるコンテナの数を数えると3列×3段×6個=54個。コンテナは1個30t位はあるでしょう。そうすると約1600tの貨物を運んでいる計算になります。航行速度は推定時速20kmくらい、それでも24時間運航なので1日で500km近い航行が可能でしょう。ライン河口のオランダロッテルダム港で積み込むと上手くいけば1日でフランクフルトに到着できるかもしれません。

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陸上輸送だとどうなるか簡単な計算をしてみました。
大型トレーラー車はコンテナ1個しか運べません。トレーラー車の長さは概ね15m、車間距離を30mとすると、45m×54台≒2400mの車列が道路を占有する計算になります。対してコンテナ船の長さはたかだか150mくらいでしょう。

「ライフサイクルアセスメント」という言葉を聴いた事があります。
材料の採取、運搬、製造、デリバリー、廃棄までの環境負荷(CO2)の総量を計算する環境活動らしいです。コンテナの荷物は不明ですが、産業舟運という手段が実に環境に優しい運搬手段だという事はちょっと計算すればわかるように思います。

ライン河畔の古城は多分見学施設かホテルになっているのではないか。古城ホテルのテラスから名物の白ワインでも飲みながら川を行き交う船や電車を眺めるのは実にリッチな思い出になるでしょう。

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リューデスハイムの町と似た町を通りすぎました。白い壁と灰色の屋根が沢山並んでいました。

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常用のデジカメの電池が切れました。宿泊ホテルでモバイル、ケータイなど旅行の必須アイテムの充電は非常に大事な仕事です。デジカメの充電忘れでした。写真はスマホで代用しました。
ドイツは、普通電車でもコンセントが付いていて重宝しました。日本では差し込みが付いているのは新幹線やグリーン車くらい、新幹線も旧式だと差し込みはありません。


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電車は峡谷という言葉がふさわしい箇所に差し掛かりました。両岸には断崖が迫っていました。流れも速くなっていました。船の難所だと思います。
ライン川沿川に洪水や地震、豪雨などがあるかどうかは不明ですが、どこか1箇所でも被災すると大変な事態になるだろうと感じました。左右岸に鉄道と道路が1本づつ、合計4本の陸上運輸インフラ、それにライン川という水上運輸インフラを加えて合計5本の基幹運輸インフラがありました。静岡の由比の国道1号あたりや大山崎の淀川と似た感じがありました。交通の要衝とはこういう場所を指すのだろうと思います。


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背割堤と呼ばれる導流堤が見えました。

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途中停車駅はこんな感じ。

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観光船が上流に向けて上ってきました。多分、リューデスハイムにでも向かっているのでしょうか。

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両岸の山は低くなってきました。狭窄部を抜けたようです。コンテナ船が上っています。

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三色旗を船尾に掲げたオランダ船が下って行きました。積荷は砂でした。船体は200mは有りそうです。その向こうに観光船、さらに、タンカーが走っていました。
ライン川が重要な運輸インフラである事を示す絵柄だと思います。

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大きな町が見えてきました。大聖堂のファサードらしき2本の尖塔が見えました。何という町でしょうか。

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線路が湾曲する箇所から右岸の崖の上に大きな古城が見えました。

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初めてライン川を横断する鉄橋を渡って左岸にある大きな街に着きました。
9時4分、電車はコブレンツに到着しました。「Hbf」(ハウプト・バーンホフ)は、「中央駅」を意味します。コブレンツが大きい街であることを意味する事をようやく気付き始めました。


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電車さらにライン川沿いの鉄路を終点のノイウィードを目指しました。
以下、次号・・・


by camino0810 | 2016-08-28 17:52 | ドイツ | Comments(0)  

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