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2016年5月1日(日)ドイツ その32 ライプチヒ(2)

ライプチヒの歴史が愛用書「地球の歩き方」(2015~2016)に記載されていました。

「ライプツィヒという町の名前は、7世紀にここに村を造ったソルブ人の言葉で「リプツィ(菩提樹)」に由来するという。今も菩提樹は、ライプツィヒの町に涼しい木陰を作っている。町は中世から商業、金融の町として発展した。1409年には、ライプツィヒ大学が創立され、ゲーテやニーチェ、森鴎外が学んだ。17世紀には、印刷、出版も盛んとなり、1650年には世界で最初の日刊紙が創刊、第2次大戦前までは、ドイツの出版物の約半数がライプツィヒで印刷されていた。日本の岩波文庫が手本としたのは、この町の出版社のレクラム文庫だった。また、生涯の後半をトーマス教会の音楽監督として過ごしたバッハをはじめ、シューマン、メンデルスゾーン、ワーグナーといったそうそうたる音楽家が偉大な業績を残している。1989年、東ドイツの民主化を求める運動が、ここライプツィヒのニコライ教会に集まった人々のデモから始まった。ドイツ統一の第一歩は、ここから始まってもいってもいいだろう。」

旅の最中はこのガイドブックの地図をせいぜい見るくらいです。この紹介分を今読んでみて、人口50万のライプチヒの街がドイツにおいて如何に重要な地位を占めていたかを改めて実感できました。


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公園には白い八重桜が満開でした。イギリスでもこの桜をあちこちで見掛けました。白の八重は初めてでした。

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西の端のリングまで来ると小さな教会がありました。尖頭アーチや小さい尖塔、バラ窓、大きな窓も付いているのでゴシック風の教会かもしれません。

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メンデルスゾーンの像で一休みしました。

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バッハの像もありました。

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西側のリングは、外側から交通量の多い外周道路、緑地公園、内周道路、旧市街の建物の順に並んでしました。当然ですが、建物は外周道路を向いています。外周道路を川に置き換えれば川に向いた建物群が出来上がる事になります。

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再び、旧市街に戻って、聖トーマス教会に行きました。大きな教会でしたが、外見は意外にも地味でした。

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バッハはこの教会の音楽監督をしていたらしいです。観光客の方にスナップ写真をお願いしました。
クラシックと言えば、バッハ、ベートーベン、モーツァルト、シューマン、ワーグナー、マーラーといった具合で、ドイツ語文化圏出身の人がほとんどを占めているのは一体どういう理由なのか?何故、フランスやイギリスに大作曲家が少ないのか?どうもその国の政治的、経済的、文化的、地理的、気候的背景の違いが何か反映されているようにも思えます。


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マルクトと呼ばれる大きな広場に来ました。「マーケット」という事なので中世の昔からこの大きな広場には市が立っていてライプチヒの台所になっていたのではと思います。茶色の屋根の旧市庁舎がありました。フランクフルトの旧市庁舎の前にも大きな広場がありました。

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ライブ会場にもなっていたようで、イベントの片づけが行われていました。


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旧市庁舎の正面の塔には各国語で「ようこそ」が並んでいました。

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残念ながら日本語の表記はありませんでした。かって東ドイツだったという事もあり、日本人観光客が少なかったからだと思います。2010年に旅行したスペインのバルセロナの案内看板では日本語は最上段にありました。英語、フランス語、中国語は下に方に書いてありました。この順番に地元と相手国の距離感を感じる事ができます。

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不思議な建物も・・・東欧風、ロシア風、アラブ風???先ほどの「ようこそ案内」でロシア語やアラビア語が上位にある事と深く関係しているように思います。


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旧市街中心部から南の方に歩いて見ました。

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超高層ビルが建物越しに見えました。

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リングの南に建っている超高層ビルはやや唐突感がありました。フランクフルトの新市街地にはまとまった超高層ビルの一角がありましたが、ライプチヒの街ではこの1棟だけでした。


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リングの南端の公園を歩いてみました。
以下、次号・・・



by camino0810 | 2016-10-11 05:23 | ドイツ | Comments(0)  

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