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2016年5月7日(土)ドイツ その73 ミュンヘン~シュトゥットガルト

今日でドイツ滞在10日目、5月8日にフランクフルト空港から羽田に戻ります。
ミュンヘンを発ってシュトゥットガルトに立ち寄って今夜中にフランクフルト空港駅のホテルに入る必要がありました。


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(出典 Google)
7時55分、ホテルチェックアウト。これでミュンヘンともお別れです。


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ミュンヘン発8時10分 シュトゥットガルト着10時35分 ICE690に乗車しました。
久し振りのICEです。頭は扁平は顔つきをしていました。ミュンヘンとフランクフルト間は東北新幹線みたいな基幹新幹線だと思います。途中停車駅はアウグスブルクとウルム。


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朝ご飯は、駅構内の売店で買ったサンドウィッチ3.95ユーロ(510円)とコーヒー1.4ユーロ(180円)。


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お馴染みミュンヘン郊外のクラインガルテン・・・


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太陽光発電のモジュール群・・・


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麦畑とトラクター・・・


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白壁と赤屋根の民家群・・・

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途中停車駅のウルムに着く直前、車窓から線路脇に川が見えました。もしかしたら運河かもしれません。



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築堤の向こう側の運河の水面は手前の小川よりかなり高かったです。運河と思っていたら実はドナウ本川でした。


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ドナウ川のこの部分を切り出してみると、ドイツの川の使われ方がかなり理解できました。
治水、利水、環境という日本の河川の有り方を示す3つのキーワードが実践されているという感じです。
まず、洪水をスムーズに流下させるために河道を直線化していました。次に、堰を造って水力発電を行っていました。水力発電所は河床勾配に応じて一定の間隔で設置されていました。環境面は、河畔の砕石プラントで土砂を生産していましたが、採取跡地は湖に復元していました。ライプチヒ郊外の人造湖と似ています。堰の脇には魚道らしき水路も設置されており、ドイツ人の環境への拘りを感じさせます。
舟運については河床勾配が大きいので難しいようでした。一応、閘門らしき施設は付いてはいましたが、使用されている形跡がありません。中流部のドナウは勾配があるため水力発電利用がメーンにように思います。ミュンヘンのイーザル・ヴェルク運河と似ていました。


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(出典 Google)

堰と水力発電所・・・安定した流量を確保するため上流側の湛水面を大きくしてありました。


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(出典 Google)

砕石プラントの採取池は濁っていて、沈砂池も兼ねているようです。写真右側は採取跡地の復元湖ではないかと思います。


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(出典 Google)

電車がドナウ川を渡る直前、巨大な大聖堂が見えました。ウルム大聖堂でした。アインシュタインの生まれ故郷だそうです。
 
「地球の歩き方ドイツ2015~2016」によると・・・

「世界一高い塔を持つ大聖堂で有名なウルムは、中世以来ドナウの水運で栄えた町。色鮮やかな壁画で飾られた市庁舎にも、町の繁栄の名残が見て取れる。物理学者アルバート・アインシュタイン(1879~1955年)はウルム生まれ・・・


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ウルムの旧市街を見ると、これまで見てきた街と似たような様子です。リングに囲まれた旧市街は赤屋根の建物で埋まっています。この街は人口12万の大きな街ですが、ミュンヘンと同様に河川舟運で発展したとありますが、現在はその舟運も衰退したようです。


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(出典 Google)

ウルム大聖堂は1377年に建設が始まり、1890年に完成したとか、500年の工期とは驚きです。高さは161mで世界一だそうです。高さが157mケルン大聖堂のファサードよりも4mも高いとはもっと驚きです。


(出典 Google)

この大聖堂はゴシック式のルールどおり、主軸がキッチリ東西方向を向いていました。これまでの大聖堂との違いはファサードが1本、通常は2本が多いのですが・・・2本を1本にまとめて高みを目指したのかも。十字架の交点が祭壇側に寄っていて、尖塔はなく替りに短軸の両サイドに尖塔設けていました。まあ、ゴシック式といっても結構バリエーションがあるということでしょうか。


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(出典 Google)


菜の畑が見えてきました。ドイツ滞在も10日目になると車窓の風景がだんだん当たり前になってきて、新鮮味がなくなってきました。電車のドイツ人乗客たちは無感動な様子でしたが、考えてみれば当たりでしょう。


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自分も持っている「Online-Ticket」と同じ切符で乗車している方もいました。日本の新幹線はネットで購入しても従前の紙の切符に替えて使用しますが、ドイツでは自宅で購入印刷したキップでもOKです。


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シュトゥットガルトの一駅手前のゲッピンゲンという小さな駅で電車が停まりました。


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10時15分~11時48分まで1時間半の緊急停車でした。車掌さんに聞いてみたら衝突事故は発生したとの事、乗り換えた方が良いかと聞くと「乗車したままの待て」との事でした。
ドイツ人は、日本人、特にせっかちな自分と違ってノンビリしていました。ホームに裸足で座り込んでスマホで話したり、タバコを吸ったり、ビールを呑んで写真を撮ったり、日向ぼっこをしたりとこの椿事を楽しんでいる風にさえ見えました。


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この時の様子を時間潰しにFBにアップしていました。

5月7日(土)、ミュンヘンは快晴、温暖。
ホテルを7時55分にチェックアウト、慌ただしく8時10分発のICE690号に乗車した。
シュッツトガルトの一駅前のゲッピンゲンという駅で電車が緊急停車した。駅員に訊いたらクラッシュ事故が発生したと言う。「どうすればいい」と問うと、彼は「Wait」と苦笑いしながら応えた。
10時15分に停車してもうすぐ1時間が経つ。
最悪シュッツトガルトを諦めて、夕刻までにはフランクフルト空港駅に着かなければならない。
それにしてもドイツ人は大らかだ。ホームに座り込んでスマホで話したり、タバコを吸ったり、ビールを呑んで写真を撮ったり、この椿事を楽しんでいる風にさえ見える。
日本人ならそろそろカリカリし始める頃だ。


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電車はシュトゥットガルト郊外に入りました。斜面には一面にブドウ畑が広がっていました。


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ドイツの中核都市の中央駅は行き止まりの駅が多いように感じます。この駅にもたくさんの引込み線がありました。

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12時15分、定刻より1時間40分遅れてシュトゥットガルト中央駅に到着しました。
これまでのパターンでは予約したホテルに行って40Lのバックパックを預けますが、夕刻にはフランクフルト空港駅に向かいます。駅構内のコインロッカー(3ユーロ:390円)に荷物やお土産を入れて街歩きに出掛けました。
以下、次号・・・


by camino0810 | 2017-01-07 10:40 | ドイツ | Comments(0)  

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