(出展 Google)
ドイツは日本が進めている『多自然川づくり』のお手本とした国だと聞いています。確か、『近自然工法』という名前が付いていたと思います。
ホテルの近くに流れている小川にそのコンセプトらしきものを感じました。川は写真上から下に流れています。河岸は人工物がなく自然な感じに仕上げていました。排水口の出口は大きな石を並べていました。生物への優しい配慮を感じました。
下流側・・・木製の階段を付けて、水辺のアクセスもしっかり確保されていました。河畔の遊歩道を気持ちよく歩ける配慮も感じます。
これまでドイツ沿線の車窓からこんな感じの小川を沢山見てきました。ドイツ全土に『近自然工法』が浸透しているようです。
しばらく歩くと『ラウンドアバウト』に出会いました。
ラウンドアバウトの中央のリングは花壇になっていました。
12時、予約したホテルに到着しました。四つ星のモダンなホテルでした。このホテルは観光スポットとは駅を挟んで反対側にありました。観光スポットから大分離れている分リーズナブルなお値段で予約できました。今日のホテルもアーリーチェックインができて助かりました。
部屋に荷物を入れて一休みして13時30分、街歩きを開始しました。来た道を東に向けて歩きました。
ドイツの木組みの家の構造が丸裸になっていました。構造材の材木の間に赤レンガを詰めていました。同じような絵柄はデュッセルドルフでも見ました。
ツェレの駅は小さな駅ですが、リューネブルクの駅舎と似た可愛らしい気分を感じました。クリーム色の壁も何かいい感じです。
駅前通りを東に歩いて行きました。沿道の風景にも木組みの家を髣髴とさせるデザインにしてありました。
道路脇の公園に入ってみました。芝生の手入れも文句なしでした。
公園の一角に機械の部品が展示されていました。
普通の人には何かのオブジェに感じるかもしれません。土木の世界に長年浸かってきた自分にはその正体は概ね想定できました。
トンネルを掘削する泥水シールド機のヘッドに付いているローラービットではないかと思いました。イボイボの突起をぐるぐる回すと岩盤でも削ることが可能です。
これは泥水シールドの掘削土砂と水を運搬するポンプだと思います。
しばらく歩くと別の公園にたどり着きました。お堀の脇の散策路は水辺とのアクセスがしっかり確保されていました。
クリーム色の建物が見えてきました。
この公園は、旧市街に離接する公園でクリーム色の建物はお城でした。
(出展 Google)
懐かしいロゴを発見しました。青地に黄色のホタテ貝はスペイン巡礼のロゴではないかと思いました。去年のドイツ旅行でレーゲンスブルクに行った時、旧市街の中に『聖ヤコブ教会』を偶然見つけました。ドイツ人もフランス人と同様中世時代から熱心にゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して歩いていたようです。http://camino0810.exblog.jp/26512603/お城の周りの堀をぐるりと歩いてみました。
お城の名前は『シュロス城』、リューネブルクの領主でもあったツェレの大公のために17世紀に建てられたお城だそうです。写真左側の塔はゴシック様式、右がルネサンス様式だとか・・・
このお城も補修中でした。
お城の反対側がお目当ての旧市街の入り口でした。