8時30分、ヴィスワ川の左岸河畔沿いに下流の旧市街を目指して歩きました。
(出展 Google)
鉄道橋をやり過ごして河畔公園までやってきました。対岸には斬新なデザインの競技場が見えていました。ヴィスワ川は基本的に掘り込み河川ですが、一応、水の流れる低水路と高水敷からなる複式構造でした。川は写真上から下に流れています。
生憎、曇り空だったので水辺の眺めは今ひとつでした。ヴィスワ川の河畔利用は何となく低調な感じでした。
折角の機会なので自撮りしました。
観光船の屋根に「FLOATING BAR」と記載されていました。日本流に言うと、「屋形船」ということでしょうか。一応、観光舟運はあるようですが、ドイツの熱心さには程遠い感じです。
河畔公園の整備はこれからといった感じでした。盾と刀を持った女性人魚像が建っていました。鉄道橋や斜張橋の桁下空間は10mはありそうです。産業舟運、観光舟運を視野に入れているのかもしれません。かなりの大きさの船舶が通り抜ける空間は用意されていました。現時点のヴィスワ河畔はいまいちですが、ポテンシャルの高い川だと感じました。
実は、この記事を書いていて気付いたことがあります。河畔道路の一部を地下化して、道路で分断された河畔公園の一体化が計画されていました。ワルシャワ中央駅の線路地下化と共通したものを感じます。
(出展 Google)
トンネル部分の長さは約500m、片側3車線のトンネルが2本分、全幅で約25mの公園用地が復活した計算になります。2016年のドイツ旅行でケルンのライン河畔でも似たような地下トンネルを観ました。
欧州の人たちは道路は高架化するより地下化するのが流儀なのかもしれません。もしかしたら、青空や太陽光を大事にしたいから?
(出展 Google)
下流側の地下トンネルの入口が覗いていました。
コペルニクス科学センターが近づいてきました。
コペルニクス科学センターは河畔公園の中核的な施設でした。ここは河畔テラスが立派に仕上がっていました。
Wikipediaで調べると、この建物はポーランドの最大の科学館でした。
コペルニクス科学センター (Copernicus Science Centre, ポーランド語: Centrum Nauki Kopernik) は、ポーランド、ワルシャワのヴィスワ川の辺にある科学館[1]。来館者が自分で実験を行ったり、科学の法則を発見したりできる450を超える体験型展示によって構成されている。科学センターは、ポーランド最大の科学展示施設であり、ヨーロッパにおいても最新のものの1つである。2012年9月25日、センターは200万人目の来館者を迎えた。深海探査艇だと思います。
河畔の散策路をさらに歩いて王宮を目指しました。現在風にリノベーションした教会?の脇を歩きました。
屋根を総ガラス張りにした教会?でした。「古い革袋の新しい酒を入れる」といった感じです。
河畔道路の横で生コン車がコンクリートを打っていました。河畔公園の整備が進んでいるようです。
公園内の散策路を歩いて行きました。
旧市街が近づいてきました。スカイラインを揃えたパステルカラーの建物が現れました。自分が持っていたワルシャワのイメージとはこんな街並みでした。
昨日は、トヨタとマツダが隣り合わせ、今日は、ホンダとニッサンが仲良く並んでしました。
9時10分、王宮が見えてきました。玄関はどっちを向いているか?
王宮の玄関は市街地側ではなく、ヴィスワ川を向いていました。ワルシャワは、ヴィスワ川の舟運で発展した街かもしれません。
(出展 Google)
王宮を右手に見ながら旧市街へ・・・
見上げると、旧市街のカトリック教会・・・
旧市街は高台にありました。普通の観光客は、高台の大通りを歩いて旧市街に入るでしょう。自分の場合はヴィスワ川から裏口入学みたいな感じで階段を上って旧市街に入りました。
以下、次号・・・