今日で4月28日にフランクフルト空港駅からICE(新幹線)で旅を始めて11日目になりました。フランクフルトは曇って寒かったです。そういえば、今回の旅行ではお天気にあまり恵まれなかった感じでした。フランクフルト空港発14時40分発の飛行機で上海に戻り、上海でトランジットして羽田に戻ります。そんな訳で久し振りにのんびりできました。フランクフルト空港の地図を見ると工事箇所が意外にも沢山あることに気づきました。ホテルのある第2ターミナル周辺、反対側の第3ターミナルらしき工事場所やもうひとつの滑走路が増設中でした。この空港は、森の中に浮かぶ大きな島みたいな空港ですが、新規の航空需要に対応するために新規インフラ投資が盛んに行われている様子が伺われました。
(出展 Google)
ホテルの窓からラウンドアバウトと新規開発の様子が見えました。空港関連のハコモノができるのかもしれません。ラウンドアバウトはポーランドでも見ましたが、ドイツでも定着しているように思いました。
ホテルの客室は真新しくてお洒落、四つ星に相応しい備品が整っていました。
朝、外から見たら、ホテルは意外にお洒落な外観でした。開業して間もない感じです。
周りはお馴染みのホテルやドイツ国鉄のロジの会社などピカピカの建物が建っていました。
何故か、DELLの建物もありました。去年のドイツ旅行では空港付近の別のホテルに泊りました。そのホテルの隣はIBMの研究所でした。IT関連企業は国際空港の近くだと何かのメリットがあるようです。
タバコの自動販売機は日本みたいなパスモが必要な感じでした。ドイツは完全室内禁煙ですが、屋外は結構緩い印象がありました。1箱の本数は日本と違って20本、21本、22本、23本、27本、29本と様々、20本クラスで6ユーロ(750円)と日本の460円に比べて高めでした。
ホテルを10時30分にチェックアウトして空港行きのシャトルバスに乗車しました。てっきり無料だと思ったら3.5ユーロ(440円)も取られました。グダンスクでは市内から空港まで3.2ズォティー(100円)だったので、料金というものは国で随分と違うもんだと思いました。バスは例のラウンドアバウトをぐるりと回って提携ホテルに立ち寄って、第2ターミナルに向かいました。乗客は一心不乱にスマホをいじっていました。何処の国でも同じです。
途中、不思議な土留めに出会いました。深さ5mくらいのグランドアンカー付き自立型土留めのようですが、日本では見たことのない絵柄でした。グダンスクでは鋼管の切梁材を見ましたが、それぞれの国にそれぞれの流儀みたいなものがあるものだと感じました。
シャトルバスは第2ターミナルに11時10分着。フラッグ・キャリヤのルフトハンザの黄色い幟がたくさん建っていました。
チェックインカウンターのある1階のベンチで時間を潰しました。時間潰しに建物の構造をザックリ目測で調べてみました。
ターミナル2は幅が350m、奥行き100mくらいの巨大な建物でした。建物は5連のアーチ構造、アーチ支間は70m、高さは30m、ライズは1/7程度。アーチの支柱は20m真四角で高さは20m。アーチリブはトラス、鋼材は20cmと華奢な感じ。屋根は幅10mのトップライトと屋根板、材料は軽量のようでした。褄壁は全面透過型のガラスなので、今日みたいな曇りでも内部は明るいのが良いです。
チェックイン12時50分完了、出国審査13時完了、セキュリティーチェック13時20分完了。最近、世界中のあちこちでテロが発生しています。セキュリティーチェックでは万歳の格好でくるくると回って写真撮影されました。検査員の愛想が良くて助かりました。
上海行き中国東方航空220便は定刻14時40分に出航しました。
当日のフェイスブックにアップした記事・・・
5月8日(月)フランクフルトは曇り、肌寒い。
フランクフルト空港の近くのホテルを10時30分にチェックアウトし、シャトルバスでターミナル2に11時10分に着いた。いくつかのホテルが共同出資したバスみたいで、他のホテルの玄関に停車しては客を拾って行く。
空港まで20分程度だが、ラウンドアバウトを2つ通った。ドイツで都合7つ見た事になる。普及、定着が進んでいるようだ。
上海行き中国東方航空220便は14時40分に出航する。3時間の時間潰しをどうするか。
フランクフルト空港はドイツ最大級の空港だ。ポーランドの小振りな空港に比べると実に巨大だ。何処に何があるかさっぱり見当がつかない。
時間潰しにベンチから見上げてこの空港の構造をザックリ調べて見た。
ターミナル2は、5連のアーチ構造。アーチ支間は70m、高さは30m、ライズは1/7。アーチリブはトラス、鋼材は20cmと華奢な感じ。屋根は幅10mのトップライトと屋根板、材料は不明だが軽いようだ。褄壁は全面透過型のガラス。今日みたいな曇りでも中は明るい。
一定の大きさがあると、ハコモノもインフラもありがたみが出てくる。『大きい事は良い事だ』と言った音楽家がいたが、その通りだろう。
この空港のありがたみは、簡易に仕上げたアーチ屋根で造られた高くて広い明るい内部空間だろう。
チェックイン、出国検査、セキュリティチェックを終えて、空港の奥行きも判ってきた。
ターミナル2は幅が350m、奥行き100mはありそうだ。
上海着が翌日の7時20分着、10時間40分の苦痛の時間が始まりました。
以下、次号・・・