2018年3月13日(火)ドイツⅡ その78 エピローグ(12)ワルシャワ

⑧ワルシャワ:2017年5月4日(木)その1


・ベルリン郊外の街並みは、街路に面した赤い屋根の集合住宅の中庭にたっぷりの緑があった。2015年のイギリス旅行でも似たような街並みを見た。戸建て住宅よりもこのような集合住宅形式の方が土地を有効に使えると提案する、お知り合いの大学の先生もいる。戸建ての家を区画整理的に集約・換地して、外側を居住空間、内部を共有スペースとして中庭にするやり方は、地域のコミュニケーションや共助が必要となりつつある、高齢社会に突入した日本に合っている仕組みのようにも思える。


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・1時間後、プロペラ機はワルシャワ郊外まで来た。街路に面した建物はドイツと同じだが、中庭部分に更に建物が入れ子状態になっていた。


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・彼方に、一定の間隔を置いて超高層ビルが並んだ不思議な光景が見えてきた。ワルシャワの中心地区だった。これまで観てきた大きな街の高層ビルは一箇所にまとまって建っているが普通だった。いささか安易すぎかもかもしれないが、「ポーランドは人口が少ない上に使える平坦な土地がタップリあるからだ」と考えてみた。ポーランドは人口4000万、国土面積は日本より少し少ない32万km2、そもそも「ポーランド」は「平原の国」という意味の国名だそうだ。70%が山間地の日本から見ると羨ましい限りだともいえる。


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・郊外の集合住宅群は綺麗に並んでいた。

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・ポーランドの交通インフラの一端も見えた。この国は使用可能な土地がタップリとある感じだ。左手の高速道路のICは変則型のクローバ型、右手に鉄道も見えた。



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・プロペラ機は定刻より40分遅れて「ワルシャワ・ショパン空港」に着陸した。ポーランドは空港などの大きな施設には高名な個人名を付けるのが好きな国民性のようだ。クラクフは「ヨハネ・パウロ2世・クラクフ・バリツェ空港」、グダンスクは「グダンスク・レフ・ワレサ空港」・・・
「ワルシャワ・ショパン空港」はポーランドのハブ空港、ナショナルフラッグキャリヤのポーランド航空の拠点空港でもある。沢山のポーランド航空機が駐機していした。ドイツのルフトハンザ航空機やスイスのスイス航空機も停まっていた。


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・この空港は4kmの主滑走路1本、3kmの補助滑走路が1本だった。

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(出展 Google)


・ワルシャワ中央駅行きの電車は地下ホームから発車した。

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・沿線はピカピカでお洒落な建物が目立った。土地が広いのでユッタリとした余裕を感じる。新規投資が盛んな様子が伺われた。建物先行、街路は後付だった。


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・ワルシャワ中央駅付近にも新しいビルが目立った。

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・ワルシャワ中央駅も地下ホームだった。ワルシャワ・ショパン空港から都心まで約30分、4.4ズオティー(140円)と文句なしのアクセスだった。後で判ったことだが、この路線はワルシャワ市街地の約2km区間は地下化されていた。

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・ワルシャワ中央駅の1階はお洒落なショッピングモールになっていた。天井はドーム型の全面トップライト。2015年のイギリス旅行で行ったリーズの駅前と似ていた。


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・地上に出て驚かされた。昨日のベルリン中央駅の驚きを超えていた。この時に感じた衝撃的な感想が当日にフェイスブックにアップした記事からも窺える。ワルシャワはパリの街のような、スカイラインを揃えた伝統的な低層の建物が並んでいるものと勝手に想像していたからだ。


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・ホテルはワルシャワ中央駅から歩いて20分くらいの北西部にあった。


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(出展 Google)


・ワルシャワを代表する聖十字架通りの交差点には、古い建物が廃墟みたいに残っていた。同じような状況はワルシャワ中心街のあちこちで見た。


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・駅前地区の摩天楼とLRT・・・実に近未来的な光景だ。

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・聖十字架通り沿いには古めかしい建物群も残っていた。共産政権時代のアパートかもしれない。


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・しばらく歩くと、ピカピカのホテルが出来上がっていた。左手のツインビルは5つ星のホテル、右手はヒルトン・・・


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・ガソリンスタンドにはコンビニが併設されていた。イギリスと似ている。ドイツはコンビニがないので意外に不便だったが、このコンビニには大抵のものが用意されていた。レギュラーガソリンの値段は1Lで4.77ズオティー(148円)、日本より20円くらい高い。


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・ホテルの前の古い建物は廃墟化していた。これがワルシャワの現状だと感じた。ワルシャワの街は少しバブル状態にあり、いささかスプロール的な開発が進行しているように感じた。


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・夕食を摂るために市街地中心を歩いてレストランを探した。ワルシャワにも八重桜が咲いていた。


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・お洒落な広場のレストランで夕食にした。


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・都心にもスーパーマーケットがあった。このようなお店は旅行者にはありがたいものだ。


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・帰りに珍しい光景に出会った。当たり前かもしれないが、ドイツでは日本車はほとんど見掛けなかったが、ワルシャワではトヨタとマツダが仲良く並んでいいた。


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・ワルシャワの中心部はスクラップ・ビルドが盛んだった。2015年に旅行したイギリスのリーズを超えている感じだ。建設中の建物の脇には木製通路が設置されていた。日本では見たことがない光景だ。ポーランドでは木材が安く入手できるからだろう。


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・20時前、薄暗い街をホテルまで戻った。例のGSのコンビニに寄って明日の朝食などを買った。品揃えは実に豊富、日本のコンビニというよりスーパー並みだった。


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・サンドイッチ、コーヒー、水などを買い込んだ。全部で26.34ズオティー(820円)、ポーランドの物価は日本の6~7割くらいの感じ、旅行者には優しい街だった。
 500ccのペットボトル 1.99ズオティー(60円)
 カフェラテ        4.99ズオティー(150円)
 サンドイッチ       7.49ズオティー(230円)


・若い男性店員さんの対応はとてもフレンドリーだった。レジ横のホットスペースにコンドームが堂々と置いてあった。ポーランド人の性に対するスタンスは意外にオープンかもしれない。

当日にフェイスブックにアップした記事・・・

5月4日(木)ワルシャワは雨、温暖。
15時10分、エアベルリン8214便は1時間遅れでワルシャワショパン国際空港に到着した。ネイミングがなんか高知龍馬空港と似ている。
チャージが付いた60ユーロのバックパックも無事届いた。ATMで現地通貨ズウォテイーも入手できてとにかく一安心だ。
空港発の電車でワルシャワ中央駅に16時20分に到着した。初めての場所で切符を買い、発着所を探し当てるのは結構ハードルが高い。初心者でも1時間余りのアクセス時間と4,4ズウォテイー(130円)の料金は優れものだ。
ワルシャワ中央駅に降りたって度肝を抜かれた。ベルリン中央駅にも随分と驚かされたけど、こっちの方の驚きが大きい。駅の周囲はピカピカの斬新な高層ビルで取り囲まれているではないか。
しかも、建物のスカイラインを揃えようという観念など全く眼中にない感じだ。「ここまでやって大丈夫なの」とスカイラインに拘りの薄い日本人の僕が心配するくらいだ。去年行った旧東ドイツのライプチヒ駅前は、駅舎も駅前の建物も古典的な気分がタップリと感じられた。
『よくぞここまで突き抜けた。あっぱれ』という見方もあるだろう。
予約したホテルは駅から歩いて20分の新市街にあった。周囲にはお洒落な高層ビルが並んでいる。昨日行ったベルリンのポツダム広場のピカピカの気分に近い。
ワルシャワと言えば、古典的な建物が行儀よく頭を揃えている街だろうと思っていたら大間違いだった訳だ。
予約したのはホテルではなく、滞在型のアパートだった。建物に入る時と部屋に入る時、渡されたIDカードをタッチする。最初はやり方が判らず疲れと相俟ってキレ掛かったが、慣れると実に便利なシステムだ。寝室、リビング、ダイニングキッチンと浴室が付いている。50m2はありそうだ。家族連れで1週間くらい使うとリーズナブルな旅行ができそうだ。
とにかく疲れが酷い。明日、早起きして旧市街を観て、電車でクラクフに行く計画に変えた。

翌日は、早起きしてビィスワ川、旧市街を観て、お昼前にクラクフに行く計画に変更した。
以下、次号・・・

by camino0810 | 2018-03-13 15:18 | ドイツⅡ | Comments(0)  

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