CA967便は定刻1時30分に上海プードン空港を出航しました。ミラノ郊外のマルペンサ空港には8時05分に到着する予定です。イタリアと中国の時差は6時間、12時間を超える飛行時間を我慢しなくてはなりません。
時間つぶしは映画と3Dの飛行地図でした。中国の航空会社なので映画のほとんど中国語(英語、フランス語VERもあり)でしたが、日本映画が2本だけ用意されていました。土屋太鳳主演の『トリガール!』と阿部寛主演の『恋妻家宮本』を観ました。『恋妻家宮本』はホロリとさせられる大変いい映画でした。
ジェット機は中国本土からシベリア、ヨーロッパロシア、ヨーロッパと大陸の芯の部分を飛んで、イタリアに入りました。飛行高度は11000m、気温ー60度、時速は偏西風がアゲンストになるので750km程度。
朝方、ジェット機はヨーロッパアルプスの上空までやってきました。
ジェット機は、マルペンサ空港手前で高度を下げ始めました。窓から見下ろすと、豊かな河畔林の中を川が流れている様子が見えました。中州や礫河原など何処か日本の川と似た気分を感じました。北部イタリアの河川はアルプスを源流にしているので、融雪による増水があるのかもしれません。
光っているのは水を張った水田かもしれません。ミラノは
ロンバルディア州の州都。北部イタリアのロンバルディア州はコメの産地だと聞いています。
高速道路のインターチェンジが見えました。
CA967便は定刻8時05分にマルペンサ空港に到着しました。
マルペンサ空港は、ミラノ市の北西50kmにあります。ローマ・フィウミチーノ空港と肩を並べるイタリア最大の国際空港の一つ。イタリアのフラッグキャリア、アリタリア航空の本拠地の一つでもあります。以前のマルペンサ空港はターミナル2、新規に構築された現在のメインターミナルは、ターミナル1となり北部イタリア最大の空港だとか。ターミナル1の設計者レンゾ・ピアノは、関空設計者だそうです。
長さ4kmの滑走路が2本ありました。空港の西側にはポー川の支川チィチーノ川が流れていました。空港は森の中に浮かんだ大きな島みないな印象があり、ドイツのフランクフルト空港と似ていました。
(出展 Google)
ほぼ同じスケールで成田空港の写真を並べてみました。写真左下がA滑走路で長さは4km、写真右上のB滑走路は2.5km。B滑走路の端とA,B滑走路に斜交するC滑走路は歪んでいました。滑走路の中に未買収用地が残っていました。周囲にゴルフ場が沢山ありました。
(出展 Google)
持参したルーターをローミングモードにすると、アンテナが4本立ちました。しっかりと電波を捉えてくれて一安心しました。バゲッジ・クレームで40Lのバックパックを待ちました。
入国審査では、EU以外の外国人担当の入国管理官はわずか2名、長蛇の列が出来上がり、随分と待たされました。自分の前はお金持ちの中国人観光団でした。
入国審査を終えて、空港内のATMでキャッシング。
750CCのミネラルウォーターは、1.5ユーロ、換算レートを135円/ユーロとすると、200円。日本の2倍くらいのお値段、安くはありません。イタリア国内では、水道水をペットボトルに詰めて持ち歩きました。
空港内のパン屋さんには5ユーロ(680円)前後のサンドウィッチが並んでいました。
売店で買ったパンと水で朝食を摂りながら、フェイスブックに記事をアップしました。ルーターもしっか機能してくれて一安心しました。
フェイスブックにアップした記事・・・
4月26日(木)ミラノは晴れ、適温。
朝、8時過ぎミラノマルペンサ空港に無事到着しました。EU以外の外国人担当の入国管理官はわずか2名、長蛇の列が出来上がり、随分と待たされました。自分の前はお金持ちの中国人観光団でした。
空港のATMでユーロをキャッシング、売店で買ったサンドウィッチとミネラルウォータで一休みできました。持参したルーターはシッカリ電波を拾いました。これで、一安心です。
時差ぼけでヨレヨレですが、これから、ミラノ市街地にバスで向かいます。
食事を終えて、空港のシャトルバスでミラノ市内に向かいました。
以下、次号・・・