2018年4月27日(金)イタリア その15 ボローニャ(1)

10時50分、地下鉄3号線ミラノ中央駅に到着、11時30分発ボローニャ行きの電車に乗車するため地上ホームに上がりました。中央駅の下段中央通路は白の大理石で出来ていました。

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上段の中央通路の入り口・・・白の大理石に豪華な彫刻が施されていました。ミラノを代表するゴージャスな建物といえば、自分的にはドゥオーモとこのミラノ中央駅でした。それに相応しい最高級の石材「大理石」を惜しげもなく使用していました。ミラノ特産の「さざれ石」や旧市街でよく見掛けた「赤レンガ」ではありません。
T大のH先生があるセミナーで「駅は街の顔」と言っていたことを想い出しました。なるほど、東京駅と同様、ミラノ中央駅はミラノの「街の顔」に相応しい駅舎だと思いました。

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昨日のお昼に初めて来た、上段の中央通路に再びやって来ました。ミラノ中央駅は、文字通りの「行き止まり駅」、スルーしづらいので、旅行客が貯まって、ごった返してしていました。H先生は従前の「客を効率的にはける駅」から「客を貯める駅」をコンセプトに中国地方のある駅舎の基本設計をしたそうです。

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イタリアの主要な鉄道駅は何故か切符がないとホームに入れませんでした。日本と同じで改札がありました。欧州では初めての経験でした。最近増えてきたテロ対策かもしれません。持参した切符(印字したpdf)を係員に示してホームに入場しました。

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行き止まり駅なので、プラットフォームの端には大きな半円形の妻壁ができていました。

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ミラノ中央駅のホームを覆うドーム型の屋根は大きく3つに分かれていました。プラットフォームの本数は全部で22本。トップライトの開口率が大きいので採光は文句ありません。

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行き止まり駅なので沢山の電車が並んでいました。

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ホームには灰皿がおかれているので、タバコ臭がきつかったです。タバコ嫌いの人たちには辛いホームだろうなと感じました。

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電光掲示板の前に乗客が集まっていました。イタリアでは発車番線の発表は発車20分前がルールでした。フランスのパリのモンパルナス駅も同じだったと記憶しています。

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11時10分、11時30分発のフレッチャロッサ9625号の発車番線は12番線と発表されました。

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駅の売店でお昼でもと思って、売店を覗いたら、お寿司が並んでいました。中央の大振りの詰め合わせは17.5ユーロ(2300円)、イタリアでも寿司は高級な食べ物でした。あまりの高額さにスルー。

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11時30分発9625号はナポリ行きの赤い電車でした。イタリアに来て初めて乗る電車は「FRECCIA・ROSSA」という新幹線でした。

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「FRECCIA・ROSSA(フレッチャ・ロッサ)はイタリア語で「赤い矢」、なかなか良いネーミングです。トレニタリアというイタリア国鉄が誇る新幹線でした。

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ドーム型の駅舎を見て、「ひまわり」というイタリア映画を想い出しました。この映画にミラノが登場しました。ソフィア・ローレン主演の反戦映画でした。ジョバンナ(ソフィア・ローレン)が、この駅のホームでアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を見送るシーンで映画は終わります。映画は1970年にリリースされていました。約50年を経ても、ドームやトップライトなどの構造は変えていませんでした。

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帰国後、この映画を再度観ました。映画の冒頭に、ドゥオーモとガッレリアが窓ガラス越しに「ちょろっと」だけ出てきました。もうすこし、ドゥオーモとガッレリアを大写しにしても良かったかなとは思いますが・・・いずれにせよ、ミラノ中央駅、ドゥオーモとガッレリアは、ミラノの顔、マストアイテムだといういうことは間違いないなと感じました。

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(ガッレリア)

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(ドゥオーモ)

電車の路線は、ロンバルディア平原の南端の山裾に沿って設置されおり、E35という高速道路とほぼ並行していました。沿線の都市はアペニン山脈の豊富な水が利用でき、高標高の立地なのでポー川の氾濫被害を避けることができるようです。E35はEU全域を網羅的に走る幹線高速道路の1つでした。
ミラノを大阪、ローマを東京に例えると、鉄道は東海道新幹線、道路は東名高速といった感じ、この沿線一帯はイタリアの重要な国土軸だと感じました。ボローニャは差し詰め静岡といったところでしょうか。E35は、アムステルダムからローマを結ぶ全長1660kmの高速道路。飛行機はシェンゲン協定で国境がありません。EU圏内の人、モノの流れを効率的に行う戦略みたいなものを感じました。

Wikipediaより

欧州自動車道路(おうしゅうじどうしゃどうろ)は、ヨーロッパにおける国際的な道路網。ヨーロッパハイウェイ、欧州道路や国際E-ロードネットワークとも呼ばれる。 国境をまたがって伸びており、ルートの決定は欧州経済委員会(United Nations Economic Commission for Europe 略称UNECE)によって行われている。そのため、この道路網はヨーロッパのみならず、欧州経済委員会参加国である中央アジアのカザフスタン、キルギスも含んだものになっている。(中略 )同様の国際道路網としてはアジアハイウェイや、パンアメリカンハイウェイなどがある。
E35 – 1660 km : アムステルダム – ユトレヒト – アーネム – エンメリッヒ(英語版) – オーバーハウゼン – ケルン – フランクフルト – ハイデルベルク – カールスルーエ – オッフェンブルク – バーゼル – オルテン – ルツェルン – アルトドルフ – サンゴタール峠 – ベッリンツォーナ – ルガーノ – キアッソ(英語版) – コモ – ミラノ – ピアチェンツァ – パルマ – モデナ – フィレンツェ – ローマ
E35号線(英語: European route E35)は欧州自動車道路のAクラス幹線道路。オランダのアムステルダムからドイツ、スイスを経てイタリアのローマまで延びている。


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(出展 Google)

早めに予約を入れると、単独席が取れました。

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トレニタリアのホームページで予約した切符を印刷して持参しました。「赤い矢」9625号は定刻に出発、ヴェローナ中央駅着は12時32分。ミラノ~ヴェローナ間は219km、所要時間1時間2分なので平均時速は210km。料金は24.9ユーロ(3200円)。
料金は飛行機と同じで1等、2等、変更やキャンセルが効く効かないなどで2~3倍と大きく値段が変わります。この値段は変更が効かない一番安い料金。新幹線は、東京・掛川間が229km、7300円、1時間30分なのでイタリアの新幹線は相当リーズナブルだと言えます。


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「赤い矢」9625号は定刻11時30分にミラノ中央駅を発車しました。イタリアの電車は時間にタイトでドイツより正確な感じでした。奇妙な形をした建物の建物越しにドーム屋根が見えました。この変わった建物は空港の管制塔みたいな役割の建物かもしれません。

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駅の近くは集合住宅が目立ちました。


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15分も走ると電車は田園地帯に入りました。ポプラ並木と麦畑が車窓に拡がりました。

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イタリアの田園地帯も綺麗にしてありました。

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欧州自動車道路E35号線・・・沢山のトラックや自家用車が走っていました。

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車内は、開口の大きい窓なので明るく、車窓の景色も楽しめました。

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この時の感想をフェイスブックにアップしました。

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4月27日(金)ミラノは曇り、適温。
朝、7時過ぎに旧市街のはずれにある運河に行ってみました。掘割から2本の運河が分派していました。水が澄んでいたのには驚き、これまで見た欧州の川は茶色があたり前でしたから・・・
ホテルを10時20分にチェックアウト。地下鉄でミラノ中央駅に向かいました。この駅は何度見ても立派過ぎます。ホームへの一般客の立ち入りが禁止されていました。欧州では珍しいでしょう。発車番線は20分前に発表されました。ミラノ中央駅には22本のプラットホームがありました。屋根は3つの巨大なドーム屋根でトップライトが付いていました。ソフィア・ローレン主演の「ひまわり」でこの駅舎が登場しました。映画を見終えて一度はこの駅に行ってみないなと思っていました。願いが叶ってよかったです。
イタリアの新幹線「赤い矢」の車中でこの記事を書いています。フレッチャ・ロッサ9625号は定刻11:30分にミラノ中央駅を発車、ボローニャ中央駅に12時32分に着きます


電車は定刻12時32分にボローニャ中央駅の地下ホームに到着しました。

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何故、地下ホームなのか?
ボローニャは駅舎の土地を立体的に利用しなければならないほど高密度に開発が進展した都市とは思えません。地上ホームでも十分だと思いました。東京の北千住駅は高さを変えた3路線のホームがある巨大な立体的な駅舎ですが、そんな感じもありません。

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結局、「お題」の答えは不明。敢ていうと、構内には新駅のホームの増設工事が行われており、手狭になったので新幹線の路線は地下化した。新幹線の騒音・振動問題もあった。立体利用なら日本式の高架駅もありですが、地下駅にするのが欧州流かもしれません。


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(出展 Google)

地上に向かいました。

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出口を間違えて、駅裏に出てしまいました。

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構内の地下通路を歩いて表口へ・・・

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地上ホームには緑の電車が停車していました。プラットフォームは日本式の個別屋根でした。

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駅舎の表口に出て、旧市街に予約したホテルまで歩きました。
以下、次号・・・


by camino0810 | 2018-07-15 10:05 | イタリア | Comments(0)  

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