2018年4月27日(金)イタリア その17 ボローニャ(3)


市庁舎脇のホテルに13時チェックイン、今日は早朝にミラノの運河を歩いて、お昼に電車でボローニャまで移動しました。少しホテルで休んで15時から街歩きを始めました。

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(出展 Google)

ホテル前のウーゴ・バッシ大通りは珍しく赤ではなく灰色のアーケードでした。

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最初のターゲットは市庁舎。建物の裏手から入場しました。中庭はボードウォークになっていて、中心にあずまや風のモニュメント・・・。


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中庭に外壁の補修用のジブクレーンが設置されていました。屋根越しに外壁補修の資材の設置、撤去する段取りでした。

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市庁舎は無料開放されていました。幅広の緩い階段を登って上部階へ・・・。

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ボローニャ旧市街の航空写真が展示されていました。リング内部の旧市街が赤一色なのが良く判る一枚です。(判り易くするために施設名を入れました)

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地球の歩き方によれば、ボローニャは3000年の歴史を持つ古い街で、かつては欧州の文化、学問の中心地だった街でした。

『進取の気風に富む自由都市ボローニャ』
町の歴史は紀元前10世紀に遡り、エトルリア文明、ローマ帝国の洗礼を受け、中世には教会勢力により都市の再生が図られた。ローマの道のひとつ、エミリア街道Via Emiliaの中心都市として5世紀まで繁栄は続いた。11世紀には自治都市コムーネが形成され、この頃ヨーロッパ最古の大学が創設された。全ヨーロッパから学者や学生が集まり、文化、学問の中心地となり、経済も発展。イタリア半島が皇帝派と教皇派に二分された中世期には、ボローニャは教皇派の都市として有名だった。12世紀の自由都市(コムーネ)の成立後は、ヨーロッパで初めて農奴を廃止するなど、進取の気風に富んでいた。しかし、町が繁栄を極めた13~14世紀以降は宗教対立、貴族政治の失敗などが重なり再び教会領となった。1798年のナポレオン入城、オーストリア支配を経て、1860年にイタリア王国の統一された。


市庁舎の大広間はギャラリーになっていました。普段美術館に行くことのない自分には無料で古典的な絵画が見られるのは有りがたいことです。

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市庁舎は、中世ボローニャを一時的に支配した教皇代理施設の居館だとか。3階の大広間には中世時代の美術品がどっさり展示されていました。写真中央の銅像の人が教皇代理でしょうか。

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高い天井の壁にフレスコ画らしき古典画が沢山描かれていました。

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一部が剥げ落ちた壁画にボローニャの歴史を感じます。

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美術品の価値が不明な自分にも天井の装飾や古典的な絵画の豪華さを感じました。

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屋根は木造で、大梁、根太、大引を置いて、屋根材で拭いていました。

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1655年製作の絵を見ると、沢山の兵隊が広場を凱旋していました。絵の左の騎馬軍団は鉄砲らしき兵器を携帯していました。イタリア語が全く不如意なので絵の内容は不明、英語の説明書きがあればと感じました。

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3階の窓からマッジョーレ広場が一望できました。写真左がエンツォ王宮。

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写真右手の建物が、サン・ペトロニオ聖堂。

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市庁舎からマッジョーレ広場に出ました。マッジョーレ広場は幅50m、長さ100mの広場、ミラノのドゥオーモ広場と比べて若干手狭ですが、「広場感」は感じられました。この広場は、ボローニャ旧市街のど真ん中にある「ヘソ」の広場、ミラノのドゥオーモ広場と同じ役割を感じました。

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(出展 Google)
マッジョーレ広場から見た市庁舎・・・。

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サン・ペトロニオ聖堂・・・。この聖堂のファサードはミラノのドゥオーモのファサードと基本の形は同じで、中央部が高い五角形。ドゥオーモもファサードのきらびやかな尖塔を外すとこの聖堂と似たような姿になるでしょう。

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エンツォ王宮・・・。

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サン・ペトロニオ聖堂は14~17世紀に建てられたゴシック様式の教会。高さが44m、幅58m、奥行き132mの大きな建物。この建物がゴシック様式だとは理解できません。自分が見てきた他の国のゴシック様式の大聖堂とは随分形が違っていました。ファサードの下半部は大理石、茶色の部分は黒い薄いレンガを重ねていました。レンガの角を表面に出して独特のテクスチャを出していました。

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聖堂の内部は装飾が少なくシンプルでしたが、明るく高い内部空間が確保されていました。

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祭壇には十字架に架けられたキリストが飾られていました。

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サン・ペトロニオ聖堂の東側広場・・・写真左側の建物がアルキジンナージオ宮。

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アルキジンナージオ宮は、1803年まではボローニャ大学でした。市街地への集中が始まって手狭になったからでしょうか、現在の大学は旧市街の北東部に移転していました。

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この建物は、現在は図書館で、「ANATOMICAL THEATRE」という部屋が保存されていました。「ANATOMICAL THEATRE」は17世紀に建てられた解剖学大階段教室。世界初の解剖が教会の反対を押し切って行われたそうです。ボローニャ大学は世界最古の大学だけでなく、先進的な研究も行われていたということでしょうか。

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ドーム天井や壁がフレスコ画らしき壁画で埋められていて、なんか不思議な気分がありました。よく見ると、これらは皆紋章でした。


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回廊の廊下にもどっさり紋章が・・・

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この紋章は、ボローニャ大学の学者や学生の紋章だそうです。イタリアを含むヨーロッパでは一定の家格や経済力がないと一流の教育を受けられなかったようです。

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2階の回廊にも紋章、紋章・・・

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ドーム天井もフレスコ画の紋章のオンパレード・・・
膨大ともいえる紋章は名門ボローニャ大学の卒業証明書や卒業アルバムに相当するものだと考えると、何となく、納得できました。紋章を有する家格の高い者、成績優秀者や大学に高額な寄付をした者などを顕彰する狙いがあったのかもしれません。


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お隣は博物館でした。10ユーロくらいの入場料を取られるのでスルー。

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受付ホールに古代ローマ時代の将軍の胸像が展示されていました。

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路地裏を歩いてみました。4mくらいの通路にはカフェテラスがオープンしていました。

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しばらく歩くと市場に出会いました。「Mercato di Mezzo」と呼ばれる市場には生鮮食料品のお店が並んでいました。定番の物価調査の良い機会になりました。
最初はチーズやパスタの加工食品。
パルミジャーノ・レッジャーノは1kg19.9ユーロ(2600円)、パスタは1kg19.99ユーロ(2600円)。チーズの王様、パルミジャーノレッジャーノは意外にもリーズナブル。パスタはボローニャ名物みたいですが、相当高額。

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果物・・・メロン1kg7ユーロ(910円)、イチゴ1kg8ユーロ(1000円)、桃1kg9ユーロ(1200円)、トマト1kg5ユーロ(650円)。日本より高め?

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牛肉は平均1kg20ユーロ(2600円)、日本並み。

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野菜・・・キューリ1kg3.5ユーロ(460円)、ホウレンソウ1kg3ユーロ(390円)、玉ねぎ1kg3ユーロ(390円)。日本並み?

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魚屋さんの店頭には日本でもお馴染みの魚が沢山並んでいました。魚は日本よりリーズナブル。イタリア人は魚介が大好きな国民だと思います。
サバ1kg6ユーロ(780円)、アジ1kg5ユーロ(650円)、ボラ1kg4ユーロ(520円)、エビ1kg5ユーロ(650円)、シャコ1kg6.5ユーロ(850円)

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タコ1kg9ユーロ(1200円)、ヤリイカ1kg7ユーロ(910円)、コウイカ1kg8ユーロ(1000円)、クロダイ1kg8ユーロ(1000円)

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市場を抜けてリッツォーリ大通りに出ました。

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ボローニャの斜塔に向かいました。
以下、次号・・・

by camino0810 | 2018-07-21 17:47 | イタリア | Comments(0)  

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