2018年5月5日(土)イタリア その71 ヴェネツィア(10)
2019年 03月 25日
9時40分、迷路のような路地を抜けて、リアルト橋付近の大運河の河畔に出ました。大運河は大昔は河川だったので、川みたいに左岸、右岸と便宜的に呼ぶとすれば、リアルト橋直下流の左岸の船着き場に出たことになります。
(出典 Google)
大運河の下流側の眺め・・・
大運河の上流側にはリアルト橋が見えました。昨日は対岸の大運河右岸の船着き場からこちら側の河畔を眺めました。
大運河左岸の河畔プロムナードを上流に向けて歩いて行きました。リアルト橋はすぐでした。
改めて見たリアルト橋は実に優美な石造りの真っ白なアーチ橋でした。橋の石材は、大理石ではないかと思います。ヴェネツィアの最盛期16世紀末に木橋からリニューワルされた橋だとかで、贅を尽くした橋でした。それにしても、これだけ真っ白な橋は初めてでした。これまで観てきた欧州の石橋は基本的に地産地消のせいか、はちみつ色の砂岩系や灰色の石灰岩系の石材が多かったように思います。ヴェネツィアは人工島なので、この橋も含めて他の贅を尽くした建物や歩道の石材はすべて本土の周囲の山から切り出して船で運ぶしかありません。ご苦労なことだと思います。
ヴァポレット(水上バス)の船着き場に立ち寄ってみました。
時刻表を見ると、頻繁な間隔で運行されているようです。ヴァポレット(水上バス)に乗船して、運河から街を観るべきだったと反省しています。
リアルト橋の橋の上から観た大運河下流側の眺め。ヴェネツィアといえば、やはり、このカットが一番だと感じています。
リアルト橋を渡って、大運河の右岸上流を歩きました。
この一帯は大きな市場で、野菜や魚の売り場が沢山並んでいました。この市場は東京でいえば2018年の秋にオープンした豊洲市場みたいな場所でした。
旅先では、必ず食材の物価調査をします。
最初は、野菜売り場、定番のキューリやキャベツは1kg3~4ユーロ(390円~520円)。
果物売り場、オレンジ1kg3ユーロ(390円)、イチゴ1kg7ユーロ(910円)。
お肉売り場、 牛肉1kg16.9ユーロ(2200円)、豚肉1kg10.9ユーロ(1400円)。日本よりリーズナブルな感じです。
加工製品、 サラミ 1kg23ユーロ(3000円)。
お魚売り場はこの市場のハイライトでした。
アドリア海やラグーナの豊かさを感じさせる豊富な品揃えに驚かされました。ヴェネツィアの豊かな食を髣髴とさせる光景でした。日本でもお馴染みの魚のオンパレードでした。これまで、欧州の街の魚売り場を覗いてきましたが、魚種の豊富さではこのヴェネツィアが群を抜いて一番でした。カジキマグロ1kg28ユーロ(3600円)、カレイ1kg28ユーロ(3600円)、ホウボウ1kg99ユーロ(13000円)、サバは不明。
マトウダイ1kg19.8ユーロ(2600円)、スズキ1kg16ユーロ(2100円)。
ボラ、ホウボウ、コウイカ、ヤリイカ、アンコウ、タイ・・・どのお店もラインアップは大体似たような感じ。
別のお店、イトヨリ、クロダイ、オマール、エビ、カレイ・・・。イカは沢山並んでいましたが、タコは見掛けませんでした。タコは、海洋国家だったヴェネツィアには不都合な生物だったのかもしれません。
市場から大運河に出てみました。多分、ヴェネツィアの「ごみ処理船」だと思います。魚をさばいた後の生ごみや家庭のごみなどを運搬するのでしょうか。大運河の対岸には両手のオブジェが見えていました。
路地裏を歩いて、ホテルを目指しました。ナポリ、バーリ風に洗濯物が干してありました。
サン・シルヴェストロ広場。
サン・ポーロ広場の裏側にあるマドネ-タ運河を渡りました。
サン・ポーロ広場まで戻ってきました。
サン・ポーロ教会脇の通り。
井戸のあるサン・トーマ広場、ホテルはすぐそこです。
ホテルの隣のレストラン。昨日、夕食を頂いたレストラン、入り口は地味ですが、中は立派でした。
10時10分、ホテルに到着。2時間弱の「おまけ」の街あるきが無事終わりました。部屋で荷物の点検。
10時30分、ホテルをチェックアウト、イタリア旅行の最終目的地のヴェローナに向かいました。
以下、次号・・・
by camino0810
| 2019-03-25 05:29
| イタリア
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