毎年、5月の連休を利用して欧州を旅行します。自分には1年に1回の大事業みたいなものです。今年の出発点は羽田、2017年以来2年振りです。去年の2018年は成田からの出発でした。埼玉の人間にはやはり羽田の方が有難いなと思います。
14時50分、早めに羽田の国際線ターミナルに到着しました。このターミナルは、実に気の利いた機能的な空港だといつも思います。モノレール駅の到着プラットフォームと空港の出発ロビーが同一階にあるのでとにかく便利。改札を抜けるとそのままチェックインカウンターです。
今回の旅行は、長距離の移動が多く、飛行機に頼らざるを得ませんでした。フランクフルト空港、コペンハーゲン空港、アムステルダム空港、ブリュッセル空港、ジュネーヴ空港を利用しましたが、羽田の国際線ターミナル程、空港駅と出発ロビーのアクセスが良い空港はありませんでした。空港のアクセス線は地下に設置されるのが普通です。しかし、この空港は沖合の埋立空港、空港アクセス線を地下化する必要がなかったようです。高架にできたメリットを活用した優れた設計だと感じます。
17時50分発中国東方航空MU540機は20時15分に上海プードン空港に到着します。羽田とプードンの時差は1時間、実質3時間余りのフライトでした。
現地通貨を少しだけ入手しました。現地ではカード払いでも最初は少額の現地通貨が必要です。交換レートは、1ユーロは129円、1デンマーククローネは19円、1スイスフランは115円。
帰国時の外貨の引き取り価格は、1ユーロ121円、1デンマーククローネ14円、1スイスフラン105円。差額が両替商の粗利益になっているようです。
中国東方航空のチェックインカウンターに並ぶ前に空港内を少しだけ歩いてみました。最上階は江戸期の東京の街並みが再現されていました。インバウンドには嬉しいおもてなしだと思います。
よく考えてみると、構内に古い街並みを再現した空港は珍しいのでないか。自分には、空港や駅は慌ただしく乗り換える際の交通の結節点、これまで施設自体をじっくりと観ることはありませんでした。遊び心が感じられる羽田の国際ターミナルは優れた空港だなと思います。
時節柄、鯉のぼりや藤棚が飾られていました。日本の伝統的な習慣をさりげなく紹介しているのも気が利いているなと思いました。年に1回の海外旅行なので、他の時期に何を展示するのかは不明ですが、多分、その時々の日本の風物詩を紹介しているのでしよう。
中国東方航空のチェックインカウンターに並びました。大半は中国人でしたが、日本人や欧州人もいました。
出航2時間半前からオープン、1時間くらい並んでようやくチェックイン完了。
毎回、手荷物は2つ、40Lのバックバックと30Lのデイバック。重さは、それぞれ8kgと6kg。手荷物のルールは、航空会社でバラバラ。チェックインカウンターで、フランクフルト空港での乗り換え時間を短縮するために2つの手荷物を客室持ち込みでお願いしましたが、スタッフに断られました。3年前、フランクフルト空港のバゲッジクレームで1時間以上待たされた苦い経験を避けるためでした。この航空会社のルールでは、40Lのバックバックは、機内持ち込み扱いとなりました。このバックパックは、キャビンの頭上ロッカーに収納できるサイズなのですが、結局、客室持ち込みは、30Lのデイパックだけにさせられました。2つとも客室持ち込みができた航空会社も結構あったので、少し悔しい思いをしました。
手荷物検査、出国審査を終えて、146番搭乗ロビーへ。
途中のフードコートには日本食のお店が沢山出店していました。ラーメン、お寿司など、旅先の国々で世界遺産に登録された日本食は流行っているなと感じました。
1時間前に搭乗ロビーに到着、時間があるのでロビーを少し歩いてみました。
搭乗ロビーはピカピカでお洒落でした。ベンチには電源プラグも付いていました。
時間になったので、上海プードン行きのMU540便に搭乗しました。
搭乗ロビーでフェイスブックにこの日の記事をアップしました。
4月25日(木)東京は晴れ、暑い。
毎年この時期に連休を利用して欧州を旅行します。羽田の国際線ターミナルに来ました。搭乗ゲートでこの記事を書いています。17:50分発上海プードン行きのMU540便を待っています。プードンでトランジットして、フランクフルトには26日の早朝に着きます。羽田のターミナルはなかなかお洒落でした。
中国東方航空MU540機は定刻17時50分発に羽田を出航しました。
以下、次号・・・