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2019年4月26日(金)デンマーク・オランダ・ベルギー・スイス その12 コペンハーゲン(8)

19時、コンゲンス・ニュートー広場まで歩いてきました。街歩きを始めたのが13時、すでに6時間が経過、日没は21時、街歩きに残された時間が2時間となりました。ホテルスタッフおススメのアマリエンボー宮殿、ローゼンボー城は断念しました。歩きに充てられる時間、気力や体力が無くなりかけたからでした。よくよく考えると、この日の早朝にドイツのフランクフルトに到着、時差ぼけ状態でコペンハーゲン行き飛行機欠航などのトラブルに遭遇、這う這うの体でこの街に到着した訳で、逆に言うとよく頑張った方かもしれません。そんな訳でコペンハーゲン観光のマストアイテム、ストロイエ通りを歩いてホテルに戻ることにしました。

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(1674年のコペンハーゲン:出典 Wikipedia)

(出典 Google)

コンゲンス・ニュートー広場は、ニユーハウンの運河を開削したクリスチャン5世(1646~1699年)が造ったコペンハーゲンで最も広い広場。コンゲンス・ニュートー広場( Kongens Nytorv:torvは広場)は、「王の新しい広場」という意味合い。コペンハーゲンの二重要塞で囲まれた旧市街が人口増加で手狭になってきたため、それまで中心部のガンメルトー広場にあった市場の移転が目的だったようです。同時期の江戸に多くの人が集まってきたのと何処か似ている感じで、戦争が一段落して政権が安定してきた一方、人口を支える農業基盤が整い、人口増加や交易が加速されてきた時代なのかもしれません。

コンゲンス・ニュートー広場は、生憎、芯の公園部分が工事中でした。地下街でも造っているのでしょうか。

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この広場は、1670年にクリスチャン5世によって計画された広場でその中心に彼の騎馬像があるとか。ネットの写真を見ると、石畳に囲まれた美しい庭園でした。

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(出典 Wikipedia)

広場の外周には風格のある建物群が建っていました。写真はデンマーク王立劇場(1874年完成)、赤れんがではなく、石材で出来た「横目地」の伝統的な仕様の建物でした。

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実に風格に溢れた立派なファサードでした。

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トット宮殿(現在のフランス大使館:1683年)、ホテル・ダングレテール(Hotel D'Angleterre)、マガサン・デュ・ノール(Magasin Du Nord :デパート)など歴史を感じさせる建物が並んでいました。フランス大使館があり、フランス語の名称が使われていることからも、デンマークはフランスと協調的な関係にあったのではと思います。

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(ホテル・ダングレテール(Hotel D'Angleterre):写真左の白い建物)


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(トット宮殿:写真中央の傾斜屋根の建物、現在はフランス大使館1683年完成)


コンゲンス・ニュートー広場の西の端にあるストロイエ通りの入り口まで来ました。ストロイエは歩くという意味のデンマーク語。ストロイエ通りは、コンゲンス・ニュートー広場と西側の市庁舎前広場をつなぐ長さ1.1kmの文字通り歩行者専用道路でした。

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ストロイエ通りは東京で言えば、銀座中央通りや表参道に相当するコペンハーゲンを代表する人気の観光スポット。観光客や市民で賑わっていました。1674年の絵図に見るとおり、通り自体は17世紀末には出来上がっていて、コペンハーゲンの旧市街の芯になっている幹線道路でした。
1962年、ストロイエ通りは、車を排除した歩行者専用道路に変えられたそうです。今から60年くらい前、全世界に先駆けて壮大な社会実験を試み、成功させた当局や関係者に敬意をはらわない訳にはいきません。その後、ストロイエ方式とも言うべきこの手法が諸外国に普及していったそうです。ニューハウンの運河でも触ましたが、「中心市街地の道路から車を締め出すと賑わいが戻ってくる」という法則めいたものの発信源が、このストロイエ通りだったとは知りませんでした。

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ストロイエ通りは市街地中心部の大人気の観光名所で、ヨーロッパで最も長い歩行者用ショッピングストリートのひとつだとか。H&Mなど日本でもお馴染みのお店もしっかり出店していました。


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先に見たニコライ教会の尖塔が見えてきました。

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コペンハーゲンを代表するアマートー広場まで来ました。建物は概ね4~5階建て、傾斜屋根を持った建物が連なっていました。建物のスカイラインを揃えるという意図はそれほど感じられませんでした。壁の彩色はパステルカラー。


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噴水の鳥はコウノトリだとか。彼方にクリスチャンスボー城が見えました。

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アマートー広場も沢山の観光客や市民で賑わっていました。ニコライ教会はランドマークも兼ねた教会でした。

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赤れんがの風格に溢れた建物は、創業1775年のロイヤル・コペンハーゲン。ファサードは1616年完成のルネサンス様式。デンマークの陶磁器メーカーで、絵付けはすべて手描き。古くから日本の古伊万里染付の影響を強く受け、手描きによるコバルトブルーの絵柄が特徴。世界中で愛されているが、中でも特に日本人の人気を集めているそうです。

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赤れんがの聖霊教会は、13世紀に創設。街で最も古い教会の一つ。

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お馴染みのユニクロが開店したばかりでした。この衣料チェーンは、世界の主要都市の主要なスポットに必ず出店する、世界的なブランドに成長した感じです。

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歩道は全線石貼り舗装、模様はいろいろ。

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ガンメルトー広場まで来ました。

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ガンメルトー広場の大きな噴水。17世紀末までは市場があった広場でした。

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ストロイエ通りを挟んで反対側のニュートー広場。この広場は何故か閑散としていました。

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ニュートー広場のパルテノン宮殿風の建物は地方裁判所。

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ストロイエ通りの終点は市庁舎前広場。赤れんがの市庁舎は、1905年完成の6代目で中世デンマーク様式とルネサンス様式の混合様式。高さ106mの時計台は、コペンハーゲン市内で最も高く、この建物を超える高さの建物は建設出来ないルールがあるとか。

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奇妙な怪獣の噴水。

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駅前通りのホテル。

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駅前大通りまで戻ってきました。

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チボリ公園もようやく灯がともり始めました。

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19時30分、駅前大通りとコペンハーゲン中央駅。日本ならとっくに夜の時刻ですが、まだ青空が残っていました。

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レストランを探す気力もなくなっていたので、コペンハーゲン中央駅の駅構内のセブンイレブンで夕食を購入しました。

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20時、暮れなずむ夕暮れの中、ホテルに到着。7時間の街歩き完了が終了しました。

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20時、ホテルの部屋で定番のカールスバーグの缶ビール(15クローネ:260円)とチキンのねじねじパスタ(45クローネ:770円)で夕食を済ませました。デザートのシナモンパン(19クローネ:320円)が美味しかったです。セブンイレブンのレシートには25%の消費税が記載されていました。今年の10月から日本も消費税が8%から10%に増えることが決まっています。改めてデンマークが高福祉・高負担国家だと感じました。

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翌日は、電車でオーフスに行きました。
以下、次号・・・


by camino0810 | 2019-08-22 23:23 | デンマーク・オランダ・ベルギー・スイス | Comments(0)  

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