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2015年5月6日(水)イギリスⅡ その26 マラムコーブ(2)

マラムコーブMalham Coveは巨大な石灰石の絶壁でした。緩やかに広がる牧草地の中に突然現れました。高低差は80mもあるそうです。『ハリー・ポッターと死の秘宝』のロケ地にもなったとの事ですが、この映画を観た事はありません。



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Wikipediaより引用・・・

Malham Cove is a natural limestone formation 1 km north of the village of Malham, North Yorkshire, England. A well-known beauty spot, it is a large, curved limestone cliff at the head of a valley, with a fine area of limestone pavement at the top.
(マラムコーブは、北部ヨークシャー地方のマラム村の北1kmにある石灰石の地層でできている。有名な景勝地で渓谷の源頭部には巨大な湾曲した石灰石の断崖がある。頂上には石灰石の石畳でできた素晴らしい場所がある。)

9時過ぎ、マラムコーブMalham Cove の 入り口の駐車場に車を停めました。生憎の雨模様でした。
5,6人のハイキングの男性グループが合羽を着て歩いて行きました。駐車場で持参した雨合羽を着けました。
初めての場所なので彼らの後を付いて行きました。

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当日のFBから

5月6日(水)、Malham Cove は生憎の雨だった。
渓谷の入り口のカフェで久し振りにWiFiを使えた。
リーズのホテルから車で2時間30分でこの渓谷に到着した。
Malham Cove はYorkshire daleにある渓谷だ。Foot Pathという渓谷沿いの遊歩道を歩いて源流まで行ける。
合羽を持参したのが良かった。危うくバックパッカーの肥やしになるところだった。
源頭部は石灰岩の直壁の洞穴だった。川は牧草地から樹林の間を流れ下る。素晴らしい景観だった。晴れていれば最高だったに違いない。
これから、ダービーに向かう。


駐車場の傍に公園事務所がありました。

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公園事務所の看板には2000年に成立した新法「歩く権利法」についての説明がありました。フットパスとも関連しているようです。イギリスでは19世紀中頃からこの権利が主張されていたそうです。この法律があると私有地の道路でも指定されると誰でも歩けるようです。
これまでイギリスの統一された街の景観などを数多く見てきました。景観を維持する法律や国民性がイギリスの国土の品格を造り上げているように感じます。公共のために必要に応じて私権を制限する国民的なコンセンサスが根付いているように思います。

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マラム村は、渓流沿いの小さな集落でした。


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有名な景勝地があり川沿いの風景も素晴らしいので、B&Bが意外にも多かったです。

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村の中心部に案内板が建っていました。お目当てのマラムコーブまでは1マイル(1.6km)です。

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最初は集落脇の森のフットパスを歩きました。


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渓流とフットパスの段差がほとんどないため親水性の高い水辺に仕上がっていました。

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対岸の護岸の石積みもすっかり苔むしてこの景色にすっかり溶け込んでいました。素晴らしい水辺風景だと思います。

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流木止めの溜りには鴨とアヒルが泳いでいました。

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森を抜けると、川沿いにB&Bかホテルのような真新しい建物が建っていました。手前の水辺の木にはライトアップ用のLEDが巻きつけてありました。素敵なライトアップになりそうです。

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集落を抜けて、牧草地のフットパスの入り口に来ました。ナショナルトラストが管理していました。柵は自動的に閉まる仕組みになっていた記憶があります。

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「Pennine way  FP Malham Cove 1/2ml」・・・FPはフットパスの略号でしょうか、目的地までは0.6マイルの地点まで歩いてきました。

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牧草地の砂利道をどんどん歩いて行きました。さっきのグループは森の中で抜き去っていたので、僕一人がこの道を独占していました。

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牛たちがノンビリと草を食べたり草の上で休んでいました。

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前方にお目当てのマラムコーブが姿を現しました。巨大な白い絶壁でした。
牧草地の中をフットパスが延々と続いていました。


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更に歩を進めました。

以下、次号・・・・

by camino0810 | 2015-08-12 22:35 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月6日(水)イギリスⅡ その25 マラムコーブ(1)

朝6時起床。
昨日は1日ヨーク、リーズと歩き回った上に夜はしこたまワインを飲んだのでよく眠れました。
ホテルを6時50分に出発、マラムコーブに向かいました。
マラムコーブは、リーズの北北西約50kmのヨークシャーデールズ国立公園にある渓谷です。知人のYさんおススメの観光スポットでした。

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この時点ではナビを持っていませんでした。持参したルーター、スマホとも電波が拾えないので役に立ちません。運転計画は、大判のイギリス全図だけが頼りでした。


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ホテルの部屋は屋根裏部屋風のツインタイプの部屋でした。40ポンド(8000円)と安くありませんが、部屋単位の契約なので2人で泊まればリーズナブルになります。

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リーズからA660、A65を走ってスキップトン経由でマラムコーブ目指しました。
基幹道路A65は2車線道路ですが、周囲には気持ちの良い田園風景が拡がっていました。

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7時30分、イルクリ―という小さい町のGS兼コンビニで車を停めて朝食を買いました。

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朝の通勤時間帯なので、近在の勤め人や作業員が朝食を買っていました。日本の朝のコンビニ風景と似ていました。
サンドウィッチは2.3ポンドと3ポンド(460円、600円)、海苔巻きセットはハーフで1.4ポンド(280円)、フルで3.5ポンド(700円)でした。和食は完全に市民権を得ているように思います。

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旅行先のレシートは必ず保存しておきます。買った品物や単価、お店の場所などの情報が含まれているからです。
 CKN SANDWICH 2.30
 BUXTON 1 LITRE 0.79
 SANDWICH 1.10
 BTTR CROISSANT 0.85
TOTAL 5.04
ほとんどカードで支払いますが、この時は何故か現金でした。ついでに昼ごはん用のサンドウィッチも買っていました。

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通勤時間帯という事もあり車はたくさん走っていました。タバコ休憩で駐車帯に車を停めました。沿線には実に気持ちのよい田園風景が広がっています。

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今回、イギリスを車で網羅的に旅行しましたが、何処でもこんな感じで車の旅は実に快適でした。


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信号機のないラウンドアバウトも数限りなく通行しました。丁寧な標記は何処でも同じでした。標識の円環は一部が切れていますが、実際は繋がっています。ドライバーが間違えて逆走(右折、右回り)しないように配慮したものと思われます。


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ラウンドアバウトは、円環状の道路と中央部の島で出来ていました。通行ルールは環状道路に先に入った車の通行を優先する事でした。環状道路の手前で一旦停止し、先行する車がない事確認して環状道路に進入します。イギリスは左側通行の国なので、空から見て時計回りに走行します。お目当ての出口から左折で脱出します。
信号がないので交通量が少ない場所では効率的な交差点です。真ん中に島があるので正面衝突といった深刻な交通事故も回避できます。

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環状道路は1車線か2車線が多かったです。先行する車がないを確認して環状道路に入っていきました。

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スキップトンを過ぎたところで右折して牧草地地帯に入りました。
雨模様のお天気でしたが、イングランドの田舎道も実に良かったです。マラムあたりほとんど牧羊地だったように記憶しています。牧羊地の一本道をひたすら走りました。
羊が逃げ出さないように沿道には石積みの壁が延々と続いていました。

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集落があるところには生垣や高木が植えられていました。

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牧羊地は青々としてゆったりと畝っていました。

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時前にマラムコーブの入り口の公園事務所に到着しました。
以下、次号・・・





by camino0810 | 2015-08-10 12:48 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その24 リーズ(6)

20時過ぎ、キティ―さんの勤めるシュラスコのレストラン「Fazenda」に到着しました。

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このお店の周囲はエアー川に接続する運河になっていました。リヴァプールとリーズを結ぶ運河でした。産業革命時代、リーズで生産された製品をリヴァプール港まで運搬していたのでしょうか。
エアー川からの分岐点(運河の始点)には幅の狭い閘門が残されていました。イギリスの運河の閘門はフランスのものに比べて幅が狭いと感じています。水位差は2~3m程度だと思いますが、この水位差の耐えるにはゲート幅を抑えざるを得なかったと考えられます。


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イギリスでは幅の狭い閘門を通過するためにナローボートというマッチ棒みたいに細長い運河専用船が使われてきました。運河の両サイドにはナローボートを牽引する馬や人夫が歩く道もあったようです。狭い分船長を長くして運搬できる量を稼いだように思います。幅は2m、長さは10mくらいだと思います。
運河の船溜まりには沢山のナローボートが停泊していました。鉄道や道路の発達により産業舟運はすたれましたが、観光舟運として復活したようです。これらのナローボートはほとんど観光船だと思います。
1999年にイギリスの運河視察ツアーに参加しました。このナローボートに乗船して運河を航行した経験もあります。産業革命時代、イギリスの運河は数千kmのオーダーで開削されたそうです。運河の両サイドの道は現在フットパスとして復活しているように思います。

それにしてもこの運河の船溜まりの水辺は実によく整備されていました。
リーズのコンセプト?の赤レンガを基調にして倉庫などがリニューワルされていました。


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運河の上流端、橋の向こうにも閘門が見えていました。水位差は3m位のようです。


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手動のクレーン機も残されていました。このクレーンでナローボートに積んだ荷物の揚げ降ろしや積み込みを行ったのでしょう。
この船溜まりは護岸と運河の水面との高低差が小さいので、柵はありません。景観を良くするには、柵がない方がオープンスペースをより実感できるように感じます。

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対岸には大型のクレーン機も保存されていました。

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閘門のゲートは30cm角の角材で支えられていました。

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シュラスコレストラン「Fazenda」に3人で入店しました。
奥の席に座ると、キティ―さんの同僚が次々の挨拶に来ました。同僚はイタリア人やスペイン人などラテン系の方が多かったと記憶しています。


お店のHPから引用・・・

Fazenda is located in the newly revitalized Granary Wharf area, next to the train station and the canal and with secure parking* just 100 yards away. The elegant restaurant with its sophisticated ambience and a cocktail bar comfortably provides 120 covers and caters(ファゼンダは、駅と運河の隣の、新しく復活したグラナリー埠頭にあります。100ヤード離れた場所に駐車場も用意しています。上質な環境にあり、カクテルバーも付いています。優雅なレストランでは、美味しい120種類のメニューを提供しています。)

お店は沢山の客で賑わっていました。

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シュラスコは店員が席まで持参した串に刺して焼いたお肉を客のチョイスで次々に戴くやり方です。最初は2013年のワシントンDC、2014年の原宿、今回が3回目になります。3つのお店とも共通したルールがありました。

最初にバイキングのサラダバーに行ってサラダなど自分の席に持ってきます。緑のコースターが追加オーダーのサイン、店員はお客がお肉の食べ終わったのをウォッチしていて次々とお肉を席まで運んできます。食べ終わりはコースターを反して赤にすればOK。

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(fazendaのHPより転載)


実によく食べよく飲みました。赤ワインと飲みながらいろいろな部首のお肉を戴きました。美味しかったです。
3人でよくおしゃべりしました。ガーボルさんは次の街を考えて始めているようでした。キャリアアップは職場を変えてというのが彼のやり方のようでした。キティ―さんは多分彼について行くと思います。


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22時、お開き。
ガーボルさん、キティ―さんにお礼を言ってお別れしました。
この日は朝早く起きて、湖水地方を出発、ヨーク、リーズと歩き回りました。流石に疲れました。キティ―さんにタクシーを頼んでもらいました。

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ホテルに戻ってシャワーも浴びずにそのままベッドに飛び込みました。
疲れたけど、充実した1日になりました。

明日は、リーズを出発してヨークシャーデールズ国立公園にある「マラムコーブ」、ダービーに向かいます。

以下、次号・・・



by camino0810 | 2015-08-09 13:17 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その23 リーズ(5)

エアー川沿いの散策路を3人で歩いてお目当てのシュラスコのお店「Fazenda」に向かいました。キティーさんが働いているお店です。

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川沿いの風景は静かで落ち着きがありました。
護岸には転落防止用の柵が設置されていました。ただ、柵は主に横方向の部材で構成されており、視点場を支障していない事、部材の色調も明度の低いものにするなど景観上の配慮を感じました。
川は写真の上から下に流れています。川にせり出した赤レンガの建物がありました。川沿いの散策路で大事なことは連続性、切れ目のない道がポイント。この部分は、散策路の連続性が途切れないように散策路が跳ねだし構造になっていました。

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散策路が建物の中にはまっている箇所もありました。日本の場合、河川の法律によりこのような建物自体が許可にならないかもしれません。その理由は川を取り巻く環境の違いにあるように思います。日本と違って洪水の恐れが非常に少ないからでしょうか。掘り込み型の河川に加えて洪水の危険性が少ないのであれば、利水面での効用をメーンに考慮すればよいでしょうから・・・パリのセーヌ川と似ていると言えそうです。

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北九州の紫川や広島の京橋川に見るように河川区域の占有の規制緩和が実施された川もあります。太田川の一部である京橋川は、放水路の設置により治水の心配がなくなったからとも考えられます。特例を設けて河川区域にお洒落なカフェやレストランが並んでいます。

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散策路の反対側には真新しい高層ビルが建っていました。このビルの屋上からの眺めもさぞや素晴らしいと思います。

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案内板に水辺遺産の歴史(Waterfront Heritage)が記されていました。

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下流のリーズ橋と上流のビクトリア橋の間を歩いた訳ですが、このあたりは1720年代は中学校(グラマースクール)があったそうです。絵を見るとビクトリア橋の下流まで帆船が来ていたようです。

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1840年代、イギリスが最も栄えた時代に現在のヴィクトリア橋が完成しました。

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1916年、かなり大型の貨物船がエアー川を航行していました。産業革命を成功させて、リーズの街は工業都市として繁栄していたように思えます。

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1985年、いまから30年前の写真を見ると単なる工場地帯の川といった気分です。水辺遺産として当局が現在の形に整備したという事でしょうか・・・素晴らしい事だと感じます。

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ビクトリア橋が上流に見えていました。川、橋、護岸、柵、街灯、石畳の歩道、樹木・・・この風景は実に秀逸だと思います。


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来た道を振り返りました。
右岸のニューワルした倉庫群が周辺としっくりと溶け込んでいました。

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ヴィクトリア橋の袂から駅の方に歩きました。
赤レンガと総ガラス張りがコラボした真新しい建物がありました。この建物を見るとリーズの街の古いものと新しいものを共存させるコンセプトが実に良く感じられました。

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エアー川を渡りました。
なにやら工事を行っていました。正面の赤レンガのアーチは鉄道橋です。もともと工事屋だったのでどうやって造るかその段取りなどが気になります。
川に水上作業用のユニフロートが浮かんでいました。
堰柱の上の鉄骨は一体何か?工事屋は、見過ごす事ができません。
最初は水位調節の水門かと考えましたが、巻き上げ機を支える台が見当たりません。多分、駅の表側と裏側(現在地)を連結する歩行者専用通路ではないかと結論付けました。
冒頭の地図を見ると、駅表と駅裏を繋ぐ連絡路がありません。水辺開発が完成した結果高まった駅裏の価値に合わせて、駅の表裏を連結する回廊(コリドー)を形成するコンセプトがあるのかもしれません。


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お目当てのシュラスコ「Fazenda」が入っている建物に着きました。


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以下、次号・・・


by camino0810 | 2015-08-04 06:42 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その22 リーズ(4)

ショッピングモールを抜けて駅前に歩いて行きました。
幅の広い歩行者専用道路の片側には古い建物が、向かい側にはピカピカの新しい建物が並んでしました。
特段、違和感は感じませんでした。リーズの街のコンセプトのようなものを感じました。

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「わさびWasabi Sushi & Bento」はお洒落なお寿司のお店でした。大きなガラスの壁からお店の中が全部透けて見える造りになっていました。日本の小僧寿しとは随分と違った気分を演出していました。ガーボルさんの話ではリーズで人気のお店だそうです。早速、中に入って品揃えやお値段のチェックを始めました。

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19時を回っていたので商品はかなり売り切れていました。
単品ものはこんな感じ、いいお値段でした。
Prawn mayo gunkan (エビマヨ) 2個1.9ポンド(380円)
Japanese omelette nigiri (玉子焼き) 2個1.2ポンド(240円)
Fried prawn roll (天むす) 2個1.9ポンド(380円)
Tuna and mustard onigiri (まぐろ) 2個1.59ポンド(320円)
Vege soumen (野菜そうめん) 2.99ポンド(600円)
chiken gyoza soumen(鶏ぎょうざそうめん) 3.29ポンド(660円)


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Bento(弁当)ものも、結構高めのお値段になっていました。
Salmon sashimi set (サーモンにぎり弁当) 4.49ポンド(900円)
Yasai roll set (野菜の海苔巻き太巻き弁当) 5.59ポンド(1,100円)
Mini veg set (野菜の海苔巻き弁当) 3.99ポンド(800円)

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イギリスでは和食が定着している事、イギリス人の健康志向の高まりがそれを支えているらしい事、和食はジャンクフードではなく高級品であり値段が割高な事(これは他の国でも共通)などが窺えました。
ちなみにこのお店のURLを見ると、ロンドンには支店がどっさりありました。ロンドンはトンコツも大人気だそうです。

https://www.wasabi.uk.com/

「Bento」(弁当)が欧米でブームになっていると聞きます。Bento箱も人気商品になっているとか・・・
主食、主菜、副菜を一つの箱に詰合せる弁当という食文化は、どうも日本固有のもののようです。2010年から毎年海外旅行に出かけるようになりました。よく考えると、弁当のようなランチを見かけた事はありません。スペイン、フランスではバゲットにハムや野菜を挟んだサンドウィッチ、イギリスでは食パンに同様の具材を挟んだサンドウィッチでした。栄養学的には同等でも見掛けはかなり違っています。
ワンプレートのランチでも、主菜と副菜が隣り合って並んでいますが、主食のパンは別添えの籠で供されました。ヨーロッパの人たちには、主食と菜を一緒の皿に盛る習慣がなかったという事でしょうか・・・。
下の写真は、2013年パリのモンマルトルのカフェで食べたワンプレートのランチです。ややこしい話ですが、型取りしたライスはサラダと考えられます。主食のバゲットは籠に入っています。

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と言いながら、イギリス人は、ラーメンのような変則型の弁当(携行性はないけど、主食の麺と肉や野菜の菜が一緒に盛られた食事、丼を弁当箱と考えればよい)を旨そうに食べています。「Wasabi」のBentoは、様々な巻きずしの「詰合せ」という意味で弁当になっていました。

駅前に大きなホテル「The Queens」がありました。一見すると鉄筋コンクリート製の建物のように見えますが、よく見ると石材を綺麗に張り合わせたホテルでした。立地を考えると5つ星クラスのクラシックタイプのホテルだと思います。
建物の中をバスが通り抜けていました。日本では建築関係の法律の縛りがあり難しいと思います。

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パリのルーブルでも建物のお腹に道路を通していました。

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日本でも新しいルールを造って建物のお腹に道路が通せるようになりました。虎ノ門ヒルズの地下部分には環状2号道路が走っています。

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リーズ駅のガードを目指して歩きました。

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ガードを潜り抜けた街路にガーボルさんの勤めるお店がありました。
「Bilis Italianissimo」は、イタリヤ料理のレストランでカクテルバーがセットになっていました。彼はカクテル部門のマネージャーをしています。
お店に杉玉が飾ってありました。日本の酒蔵ではもう少し大き目な玉が飾ってあります。何か関係があるのでしょうか・・・

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http://www.bibisrestaurant.com/

お店の中に入ってみました。クラシックでゴージャスなお店でした。(お店のURLより)
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この年の3月にガーボルさんがキティ―さんと一緒に日本に来た時、僕が東京を案内しました。その時、彼は朝ドラ「マッサン」のエリー(リタ)の事を知っていて、この店では「リタ」(The Rita)を出していると言っていました。ドラマの放映以前から「リタ」は日本製スコッチウィスキーとして有名だったようです。
それにしても1杯9.5ポンド(1,900円)とはいい値段です。

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そろそろお腹が空いてきました。
キティ―さんの勤めているシュラスコのお店で3人で夕食にする約束でした。お店はリーズ駅の裏手にあります。

駅裏には工場や倉庫があったようですが、新規開発の気分がありました。壁面が全部ガラスの、ユニークなデザインの真新しい建物がありました。

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日本では浄水場やJRの操車場跡地などまとまった土地が入手しやすいため再開発をして駅裏がピカピカの街に生まれ変わる事例を結構見てきました。
新宿駅の西口、新橋駅の汐留、品川駅の海側のインナーシティ、大宮駅の西口、浦和駅の東口や僕の住んでいる北本駅の東口など・・・

新しいショッピングモールが建築中でした。

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川沿いの散策路を歩いてお店に向かいました。

以下、次号・・・・


by camino0810 | 2015-08-02 10:51 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その21 リーズ(3)

リーズの街は昔ながらの赤レンガ造りの建物と新しい建物が共存していました。

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ショッピングモールに入りました。リーズにはこのようなモールが何か所かあるようでした。
日本のショピングモールは一つの建物に様々なお店が入っている形式ですが、リーズは道路にトップライト型の屋根を設置して既存の建物群を一体化していました。
大変優れたやり方だと感心させられました。

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仙台のようなアーケード方式に近い商店街もありましたが、趣きは大分違っていました。

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ガーボルさんの友人が働いているカフェ「La Bottega Milanese The light」に入りました。名前からするとイタリヤ系のカフェかもしれません。カウンターで戴いたカフェラテはさすがに美味かったです。

お土産を買いました。
ヨークでも見かけた紅茶専門店「Whittard」に入りました。

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このトップライト型アーケードはなかなかお洒落にしていました。

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広々とした大通りに出ました。建物やそのスカイラインも実に素晴らしいです。車を排除して歩行者専用の広場兼道路に設えていました。
よく考えると、日本ではこれだけ幅広の通りで車の走っていない道路は思いつきません。札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、京都、大阪、広島、福岡などの街を歩いてきましたが、幅広の歩道や公園はあるものの必ず車道とセットになっています。
歩行者専用の幅広の街路は、新しい街づくりのポイントになるように感じます。

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ロココ調のアーケードもありました。シックでゴージャスでした。

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綺麗な花壇付きのアーケードも・・・

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工事中のアーケードもありました。立ち入り禁止看板は完成予想図でした。

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車道には電柱、電線はなくスッキリしています。

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キティ―さんはこの市場で買い物をするそうです。

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こんな古風なカフェでコーヒーを飲んでみたいです。

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「Leeds Corn Exchange」はトウモロコシなどの穀物の先物取引でもする建物だと思います。株の替りに穀物を取り扱っていたのでしょうか。リーズの周辺はヨークシャー地方の広大な農地が広がっています。リーズはヨークシャー地方の中心都市であり、工業のみならず農産物の一大集散地だったようです。イギリスの農業国としての一面を垣間見ました。

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ネットで調べると内部はシックにリニューワルされていました。ショッピングモールも入っているようです。古いものを現在に活かす工夫を感じました。

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                                             web より転載
巨大なショッピングモールにやってきました。
これだけ大きなトップライトの屋根は見た事がありません。既存の建物の上に大きな屋根を掛けるだけこれほど街の景色が変わるとは思ってもみませんでした。意外な発見でした。
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2012年5月にロンドンを旅行しました。大英博物館は全面トップライト型の屋根で建物群が覆われていました。イギリスの流儀かもしれません。

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モールの出口から駅の方に歩いて行きました。

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まだまだ街歩きが続きました。
以下、次号・・・・


by camino0810 | 2015-07-30 10:04 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その20 リーズ(2)

ホテルの道路を挟んで向かい側にリーズ大学がありました。
道路わきの教会はレストランになっているそうです。日本では神社やお寺の敷地に中に民間の商業施設が建つことがあっても本体までを委譲する事はないと思います。宗教施設の維持管理にもお金が掛かります。なかなか大胆な発想のように感じました。


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リーズベケット大学は、会計、建築、土木など多岐に亘る学科を持った大学のようでした。
「イギリスの大学、リーズ・ベケット大学には、29,000の学生と3,000人のスタッフが在籍しており、100か国以上からの留学生が学んでいます。私たちの財産は、『人』です。スタッフと学生こそが、リーズ・ベケット大学をユニークな学校にすると同時に、提携パートナーや仲間と共に数々の功績を成し遂げています。」
沖大幹先生の著書「東大教授」によれば、東大には学生28,000人、教職員10,000人がいるそうです。教職員の数にはかなりの差異はるものの、東大並みの大学があり、他に2つの大学があるリーズは学生の街でしょう。

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都心に下りてくると、建設中のビルが目立ちました。イギリスはタワークレーンがお好みのお国柄だと思います。プレキャストの外壁を貼り付けていましたが、建物の構造は華奢な印象です。地震を考慮する必要のない程安定した強固な岩盤があるのでしょうか・・・。

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フランスやスペインでよく見かけた水平ジブクレーンが使われていました。

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ミレニアム広場にあるパルテノン型ファサードを持った歴史建造物で記念写真を撮りました。

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リーズの街のシンボルはフクロウだそうです。冠を被ったフクロウが沢山並んでいました。

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市役所には赤十字のイングランド国旗が掲揚されていました。

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この街にも建物のスカイラインを維持する意識があるように感じます。新しい建物も概ね軒高を揃えていました。

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図書館に来ました。大きなイギリス全図が歩道に置かれていてその上を歩くことが出来ました。

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広い歩道で英国写真展が開催されていました。

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ガーボルさんが航空写真でリーズ街の説明をしてくれました。


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何点か面白い写真もありました。
バンボロー城はエディンバラの東100kmの北海沿いのお城でした。この記事を書いているのは全英オープン開催時。舞台は同じスコットランドのセントアンドリュースです。ヒースのリンクス風の原っぱにそびえる古城のようでした。


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このお城はフランスのヴェルサイユ城を髣髴とさせる幾何学模様の庭園のあるお城でした。何というお城でしょうか・・・


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バースにある円環状のフラット集合住宅?は実にユニークです。車道に囲まれた円環の中央は公園になっています。「サーカス」という名前らしいです。


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エネルギー政策は国の根幹。この写真を見るとイギリスは原子力にも力を入れてように思えます。お隣のモクモクと煙を吐く巨大な煙突は石炭火力発電所でしょうか・・・


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戦没者を弔う塔には例の赤いリースが供えられていました。

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この街は去年ツール・ド・フランスの出発地点に選ばれたとの事でした。ドーバー海峡の下を潜るユーロトンネルを走行してフランス本土に渡るのでしょうか・・・

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まだまだ街歩きが続きます。
以下、次号・・・

by camino0810 | 2015-07-20 20:29 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その19 リーズ(1)

16時ヨーク探検を終えて、リーズに向かいました。
駅近くの道路脇の駐車スペースに停めてあった車の所まで3人で歩きました。ガーボルさん、キティ―さんは免許を持っていませんでした。ガーボルさんにナビゲーターをお願いしました。
17時過ぎにリーズの街に入りました。最初にリーズに予約してあった「The Kingston Hotel」に行って車を置いて、彼らの案内でリーズの街を歩いて探検しました。
リーズはイギリス4番目の大都市、新しいものと古いものがコラボした元気な街のように感じました。イギリスというと古風なレンガの街並みを思い浮かべますが、この街には新しい風も吹いているような気分を感じました。大学が3つもあり、学生の街でもあります。

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本音を言うと、今回のイギリス旅行で最も勉強になった街かもしれません。
宿泊したホテルは高台にありました。駐車後、チェクインして荷物を部屋に置き、3人で都心に出かけました。


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(Googleを編集)

グーグルの鳥瞰図を見ると沢山の高層ビルが林立していました。この街がこれからのイギリスの在り様を占うように感じました。

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(Googleを編集)

Wikipediaから引用・・・

中世中期においては農業が中心であったが、百年戦争が行われた14世紀ころよりフランドルから毛織物の技術が持ち込まれた。テューダー朝の時代には、羊毛、毛織物の生産で栄えたほか、交通路の結節点として流通拠点としての役割も果たした。

ヨークシャーの紋章として、白いバラが使われているが、これはヨーク家の紋章に由来するものであり、リーズ市内のいたるところで見る事が出来る。かつてこの白薔薇を家紋とする、ヨーク家と、赤薔薇のランカスター家が争った際には、この両家の家紋から「薔薇戦争」と名付けられた。ヨークシャーは白薔薇であるが、マンチェスターを中心とするランカシャー地方の紋章は赤薔薇で、今でも仲が良くないのはこうした歴史的背景によるものである。実際、サッカークラブのリーズ・ユナイテッドマンチェスター・ユナイテッドの試合は「ローズ・ダービー」と呼ばれるほどで、ペニン山で分けられたリーズ対マンチェスターは、イングランド内でも対抗意識の激しい2都市である。

産業革命の進展にともなって交通網の整備はさらに進み、1816年にはリーズ・リヴァプール運河、1848年には鉄道が開通した。

近年リーズは「北の首都」とも最近は呼ばれ、金融経済の中核をなす都市として目覚しい発展を遂げている。19世紀来の羊毛産業が不振になると産業転換を図り、現在はIT、金融等の経済都市として成長を遂げている。経済紙の調査によると、リーズはヨーロッパの都市で最も成長率の高い都市として認められ、観光面でもヨーロッパで注目度の高い都市として賞を受賞した。

ガーボルさんとキティ―さんは、ドーバー海峡の観光都市ブライトンから3年前にこの街に移り住んだそうです。ガーボルさんはバーテンダーの責任者、キティ―さんはシュラスコのお店で働いています。彼らがこの街を選択したのは飲食関係の仕事があるからだと感じます。彼らの案内の口振りからもリーズは新規投資が盛んで、ITと金融を核に発展している事が理解できました。

下の表を見ると、ロンドンへの1極集中の傾向はあるものの、地方都市は人口減少する街と増加する街に分かれていました。エディンバラやリーズは僅かですが、増加していました。そうなる原因は何か?

一方、リーズのライバル都市マンチェスターは減少傾向にありました。
セレブを除いて、普通は「仕事」がある街でないと生活が成り立ちません。如何に雇用機会を増やすかその工夫の差異が理由のひとつになっているように思います。

リーズには仕事がある。ITと金融、インフラ整備、観光、飲食業など・・・それに学園都市としての若い労働力もある。リーズに滞在したのはほんの数時間ですが、そのような気分はあったように思います。

                 1,981年    1991年    2001年     2007年
1 ロンドン       6,574,009  6,638,109  7,172,091   7,554,236 イングランド
2 バーミンガム    1,013,995 965,928  970,892    989,141 イングランド
3 グラスゴー    765,030 658,379  629,501    604,355    スコットランド
4 リヴァプール    538,809 481,786  469,017    468,011 イングランド
5 リーズ        445,242   424,194    443,247    460,459 イングランド
6 シェフィールド    470,685 431,607    439,866    449,971 イングランド
7 エディンバラ   420,169 400,632  430,082    441,419    スコットランド
8 ブリストル     413,861 407,992  420,556    435,028 イングランド
9 マンチェスター  437,612 402,889  394,269    395,323 イングランド
10 レスター     324,394 318,518  330,574    343,019 イングランド
(出典 Wikipedia を一部編集)



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当日のFBから・・・

5月5日(火)、イングランドは朝一時雨、昼快晴、温暖。
16時過ぎにヨークからガーボルさんとキティさんと車でリーズに向かった。ガーボルさんは26歳、キティさんは22歳。ガーボルさんは大分大学に1年間の留学経験もある。
彼らはこの街で3年前から働いている。この二人はブダペストの日本語サークルで知り合った仲なので日本語が堪能だ。当日の会話や事前のメールでのやり取りは全て日本語で行った。
二人の案内でリーズの街を歩いた。
リーズは、学生と金融や情報産業の街で英国4番目の大都市だそうだ。新規のショッピングモールが複数建設中で、新しいお店がどんどんオープンしているらしい。新規投資が盛んな元気のある街のようだ。
街並みは、古いものと新しいものを上手にコラボさせていたように感じた。
イギリスも日本と同様高齢化が進行していると思われる。
この街でイギリスは生き残り戦略をかけた壮大な社会実験をしているのかもしれない・・・。そんな思いを感じさせる街だった。今後の趨勢が楽しみな街のように感じた。
キティさんが勤めている運河沿いのシュラスコのレストランで夕食をごちそうになった。串焼きにしたお肉と赤ワインを堪能した。
半日彼らといろいろな話ができて楽しかった。次回は2020の東京オリンピックで二人に会えればと思っている。ガーボルさんとキティさん、ありがとう。
運河にはナローボートが数隻停泊していた。観音
開きの手動ゲートが付いた昔ながらの閘門もあった。
相当疲れてはいるが、充実した1日になった。


これからリーズの街を歩いて行きます。
以下、次号・・・



by camino0810 | 2015-07-12 10:50 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その18 ヨーク(5)

城壁ミニツアーを終えて、ウーズ川の最下流の橋(地図の橋③)を渡って左岸に向かいました。写真の上から下に向かって川は流れています。褐色の水も気になりますが、それ以上に気になったのは水辺のデザインにもう一工夫あればと感じた事です。ヨークの街は、ヨークミンスター、城壁や旧市街など歴史文化観光遺産を豊富に持っていました。水辺の景観デザインをもう少し工夫すれば、更に街の価値を高めることが出来るのに・・・「もったいないな」という思いが少しだけ残りました。


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橋③の下流側の水辺のデザインは優れていると思います。川は写真の下から上へ流れています。左岸と右岸の整備コンセプトは明確に変えているように感じました。左岸は公園隣接型、右岸は街路・建物隣接型みたいな感じです。
左岸側の要素の構成や並び順は、川→散歩道→低水護岸→公園→道路→公園の順番。川へのアクセスが良い親水性の高い景観が出来上がっていました。
右岸側の要素の構成や並び順は、川→低水護岸→緑地→道路→建物の順番。船着場が設置されていました。直壁護岸で段差が大きい点、建物は川に背を向けている点など課題はあるものの、護岸天端と水面の高低差自体が小さく川へのアクセスがそれなりに確保できている点、静かで落ち着いた気分を醸成している点などが良いと感じました。


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橋③の上流側、つまり市街地側の水辺のデザインはもう一工夫あってもいいかなと感じました。
右岸側には赤レンガの倉庫みたいな建物が並んでいました。建物は川に背を向けています。申し訳程度に後付けの鋼製通路が設置されていました。ヨークの街は産業革命までは物資運送の主役だった舟運がなかったのか?
大きな鉄道駅がありましたが、鉄道建設後に街が発展したからか?隣町のリーズは昔ながらの閘門もあったし、舟運用の運河もありました。赤レンガ建物群をこのまま保全するのなら、通水に支障しないような桟橋を一連の長い区間、川に張り出す手もありでしょう。
天王洲アイルの"T.Y.HARBOR"は随分と繁盛しているそうです・・・



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ただ、左岸から見ると落ち着いたいい気分も感じました。

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橋③の右岸の袂のカフェはなんかいい感じでした。カフェには柵が設置されていましたが、普通の場所には柵はありません。

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左岸の公園隣接型の高水敷に降りました。橋③と袂のカフェは落ち着いたいい気分を出していました。

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公園の芝生に入って例のバイキングの要塞をバックにスナップ写真を撮りました。

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橋③と橋②の高水敷を歩きました。日本の河川のような複式断面(低水路、低水護岸、高水敷、堤防)ではないので、便宜的に高水敷と呼ぶことにします。高水敷は舗装され車の乗り入れも自由な感じです。護岸天端と水面の高低差は概ね2m弱。護岸には転落防止柵はありません。貸しボート用の簡易な船着場が設置されていました。

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ガチョウの親子連れが歩いていました。人馴れしているようです。

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民家ステンドグラスの窓には江戸時代の女性が・・・

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小柄なプレジャーボートが繋留されていました。

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橋②は風格のある3連の石造りのアーチ橋でした。袂のカフェもいい感じです。人が集まる場所には柵が設置されていました。

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この橋はセーヌ川のアンヴァリッド橋に感じが似ていました。

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観光船も営業していました。船自体はそれほど立派とはいえませんが、屋上に観覧席もあります。火曜日だけどお客の入りもまずまずの感じです。

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橋②はは量水表が設置されていました。水深は概ね3フィート(90cm)、ちょっと浅い気もしますが・・・路面と水面の高低差は21フィート(6.3m)。アーチ天端と水面の高低差は18フィート(5.4m)。ヨークは河口から40km、干潮河川ではないように思います。比較的大きな空頭がある事と汐の満ち引きがない事で普通の船でも十分に潜る事が出来るようです。

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橋②の橋面から歩いた道を振り返りました。写真の右、右岸の工場の荷揚げ護岸は何故か淋しい気分です。このままでも景観的には悪くはないけど、もう一工夫あればと感じました。「もったいない」・・・・

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ヨークのかわまち観察を終えて駅に向かいました。

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写真左に歩いてきた城壁が見えています。

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ガーボルさんの話では「YAMATO」という日本の和太鼓のパフォーマンスグループはイギリスで有名だとか・・・知りませんでした。

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駅舎は風格があって実に広々としていました。こんな駅を見ると、イギリスの鉄道の旅にもそそられる思いがしました。


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イギリスも大陸ヨーロッパもホームへの出入りはフリー、同じでした。エディンバラの駅は屋根が全面トップライトですが、ヨーク駅は線路上に限定されていました。


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駅構内は出入り自由なのでカフェもありました。日本の駅は、改札階とホーム階が分離されているのが普通です。ヨーク駅は同じワンフロアなので店舗が自由に使えるようになっていました。


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構内には街の地図がありました。小さい路地までネーミングされていました。これも大陸ヨーロッパと同じ、日本は結構アバウトです。イギリスの住所は道路名表記でしたし、ナビも道路名入力でした。日本の番地表記とは違っていました。


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16時、4時間のヨークの街探検を終えて、ガーボルさん、キティ―さんと一緒に隣町のリーズに向かいました。

以下、次号・・・


by camino0810 | 2015-06-30 21:03 | イギリスⅡ | Comments(0)  

2015年5月5日(火)イギリスⅡ その17 ヨーク(4)

街歩きをスタートした最初の橋に戻って来ました。ピンクの観光船が沢山停泊していました。ウーズ川は写真の下から上へ流れています。ヨーク駅はウーズ川の右岸、旧市街は左岸にありました。

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ウーズ川もパースで見た川と同じように褐色に濁っていました。川と街の景観を考えた場合、日本の川のように青々としている必要は必ずしも必要ないとは思います。パリのセーヌ、オルレアンのロワール、ブダペストのドナウ、プラハのブルタヴァいずれも結構濁っていました。ただ、このウーズ川の褐色の濁りは少し気になりました。もう少し青みがあってもいいかな・・・まぁ夏に臭わなければいいとは思いますが。

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この橋(地図の橋①)の高欄のデザインはお洒落でした。橋の反対側、上流側には河畔には街はありません。

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橋を渡り切って、振り返りました。

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ヨークの駅前と左岸の旧市街地には城壁が残っていました。逆さまにしたハートみたいな不整形で完全な形ではありませんが、周長は概ね3km、しっかり保存されていました。城壁と緑地がセットになっているのでその形状が判ります。

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右岸側の、ヨーク駅付近からウーズ川の下流端の橋の袂までの城壁(地図の城壁①)を歩きました。城壁の高さは概ね2m、幅1mの歩道が付いていました。所どころにかぎこみがあって外敵の監視、攻撃ができる構造です。

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ヨーク駅が見えました。

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英国旗を掲揚した赤レンガの建物は裁判所でしょうか・・・

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振り返ると大聖堂が見えました。

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城壁内のフラットを見ると何となくイギリス人の生活が想像できるように思いました。赤レンガ造りのフラットの屋根には暖炉の集合煙突がついていてイギリスらしさを感じます。

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屋根材は粘板岩(スレート)だと思います。粘板岩(スレート)の産地が近いのかも知れません。屋根の色合いで街全体に雰囲気が違ってくように思います。


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通り沿いの商店街は2階か3階建てのレンガ造り。


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八重桜は、結構植えられていました。芝生に桜の花びらが一面に拡がっていました。

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城壁の土手の木々は新緑を迎えていました。


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リスが遊んでいました。

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城壁の外側もゆったりしていましたが、交差点は信号式、ラウンドアバウトではなかったです。

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城壁歩きミニツアーを終えて、ウーズ川の下流端の橋(地図の橋③)の袂で出ました。

以下、次号・・・

by camino0810 | 2015-06-29 06:42 | イギリスⅡ | Comments(0)