今回の中欧旅行の行程はこんな感じでした。
5月2日(金) 成田、ウィーン
5月3日(土) ブラチスラバ、トルナバ
5月4日(日) スロバキア中部
5月5日(月) ブダペスト
5月6日(火) ブダペスト
5月7日(水) プラハ
5月8日(木) プラハ
5月9日(金) ウィーン
5月10日(土) 成田
縮尺がないヨーロッパの鉄道地図の一部ですが、ウィーンとブラチスラバの間はだいたい60kmです。

(出典:ウィキペディア)
今回の中欧の旅では約1,500枚の写真を撮影しました。印象に残った写真を街毎に一枚だけ抜き出してみました。
① ブラチスラバ(ブラチスラバ城)
② ブダペスト(鎖橋とドナウ川)
③ プラハ(カレル橋とブルタヴァ川)
④ ウィーン(ドナウ本川)
ブログのアップを始めたのが、今年の5月末。7か月掛かってようやゴールにたどり着きました。
実際の旅行は1週間あまり。サボり過ぎて記憶が曖昧になりました。・掛かった費用
往復航空代、宿泊料金、現地の食費などを含めてザックリ30万。通信費(スマホ)は意外にも2万と高かったです。(1€≒145円)
・会話を交わした外国人
オーストリア人、スロバキア人、ハンガリー人、チェコ人、トルコ人、韓国人・・・6か国
すべて下手くそな英語と身振り手振りとメモでなんとかしました。
・最も良かった川
5月9日(金) ウィーンのドナウ本川(上)とドナウ運河(下)でした。ブダペストのドナウやプラハのブルタヴァは選外です。あまりに凄すぎたからです。

・最も楽しかった食事 5月3日(土) スロバキアのウラジミール家のガーデンBQQ。寒かったので家の中で食べました。
・最も印象に残った建築構造物 5月8日(木) プラハの王宮と大聖堂(沢山あり過ぎてひとつだけは相当無理がありますが・・・)
・最も印象に残った土木構造物 5月6日(火) ブダペストの鎖橋
・最も中欧の街を感じた風景 5月8日(木) プラハのカレル橋から観た街並
・最も中欧の自然を感じた風景 5月4日(日) スロバキア中部のダム湖と山脈
・最も気持ちよくドライブした道5月4日(日) スロバキア中部

・中欧旅行の価値仕事柄、よくB/C(ビーバイシー)という業界用語を使います。BはBenefit(便益、価値)のB、CはCost(費用)のC。ある商品の価値(B/C)が1より大きければ、その商品は価値があるということになります。Cの計算は簡単、掛かった費用そのもの。Bをお金に換算する場合、この旅行だったらいくら支払ってもよいという観点から考えてみました。今回の旅行は、B=50万の価値があったと思います。 B/C=50/30=1.7>1.0。中欧旅行の価値は十分に高かったと言えそうです。

・中欧旅行後の日本に対する評価これまでスペイン、イギリス、アメリカ、フランスを旅行してきました。今回の中欧旅行も含めてこれらの国の都市、田園風景のあまりにも整然とした美しさや歴史・宗教的な建物や施設の保全に対する熱意にいつも驚かされました。帰国直後に電車の車窓から見た街や田畑の雑然とした光景にかなり落胆します。
日本でも景観法の制定など着実に土木建築遺産やインフラの景観デザインに対する価値が見直されてきました。この記事を書いている少し前に泉岳寺の隣に8階建てのマンション建設の反対運動が報道されました。
風格のあるインフラを後世に残すことは大事なことです。その場合、周辺の個人施設も取り込んだ、まとまった敷地の再開発のような手法がどうしても必要になるでしょう。地震、台風、ゲリラ豪雨、津波といった日本特有の事象も考慮した防災・減災対策も必要です。
ただ、日本は私権が強すぎ、合意形成が難しい点が障害になっているように感じます。
諸外国には景観に関する条例のようなものがキチンとあり、地域住民もそれを当たり前と承知している土壌があるように思います。そうでないと、プラハやブダペストの街並みはできないでしょう・・・

・中欧旅行を終えて思うこと
最近、異国の一人旅行に慣れてきました。僕の場合、ナビつきのドライブや上げ膳据え膳の旅行はあまり印象に残りません。多くの失敗を重ねましたが、その分、強い印象が残りました。 もう少し英会話能力を高めておく必要があると感じています。
スロバキアでウォッカに果実をを漬け込んだスピリットを沢山飲みました。そのせいで、帰国してからウィースキーはロックで呑むようになりました。エスプレッソも飲むようになりました。

・中欧旅行の覚え書
① 4つの街とも川は良好な都市景観を形成する重要な役割を持っていた。
② 4つの街とも歴史・宗教的な背景が街並みの景観に色濃く反映されていた。
③ ドナウ、ブルタヴァともに観光舟運が盛んだった。ドナウでは、物資の舟運も行われていた。ブラチスラバの郊外には工業地帯があり多分舟運で物資を輸送してるのではないか?
④ 4つの街ともパステルカラーの街だった。トラムなどの路面電車が活躍していた。
⑤ 日本の「かわまち」の参考としては、ウィーンの運河がベスト。ブダペストのドナウやプラハ のブルタヴァは決してまねできないだろう。
⑥ ウラディミール、アドリアナに感謝。親切さとおもてなし精神に溢れていた。スロバキア愛も 感じた。
⑦ 食事は寿司以外は割安で旨かった。特に、郷土料理(豚肉とスープ)が旨かった。
⑧ 中欧での寿司の浸透度は高いが、値段が高い。ブダペストの寿司はうまかった。
⑨ 物価は総体に日本より安めだっだ。
⑩ 女性は総体にキレイな顔つきだが、スタイルが意外にもイマイチだった。(フランスでも同じ だった)
⑪ 韓国、中国の活躍ぶりが目に付いた。お金持ちの韓国人ツアー客が沢山いた。
⑫ ホテルのフロント係りは丁寧に応対してくれた。
このあたりで僕の中欧旅行の旅日記を閉じることにします・・・来年の連休、どこに行こうか思案中です。